保冷剤は繰り返し使用でき、コストパフォーマンスも良く、釣りや夏場になくてはならない物です。魚の鮮度を保ってくれるのに必要不可欠な保冷剤ですが、扱い方次第で、活きの良さを損ねてしまうこともあります。
今回は、魚の鮮度を保つ以外でも様々な役割を果たしてくれる保冷剤を、深く掘り下げていこうと思います。この記事を見れば、あなたも保冷剤の効果的な使い方を知って、効率よく使用していけるでしょう。
目次
保冷剤の種類
保冷剤を触ってみるとおわかりの通り、固いケースに入っているハードタイプと、溶けるとふにゃふにゃするソフトタイプがあります。
保冷剤はこの2種類に分かれていて、釣りに行かない人でもソフトタイプは、熱中症対策やアイスを購入した時、溶けない様にアイスと一緒に入っている事が多いので馴染み深いでしょう。
改めてハードタイプとソフトタイプ、メリットを見ていきましょう。
ソフトタイプ
袋に入っており、溶けると柔らかくなるタイプです。小さいサイズなのでクーラーボックスのすき間を埋めたい時、非常に重宝します。小さいので保冷持続時間が短い事と、溶けるのが早いですが、逆に凍らせるのも短時間で可能です。
保冷持続時間が短い、溶けるのが早いデメリットは下記で説明するハードタイプと一緒に使用すれば、持続時間は少し長くできるので、さほど心配する事はないでしょう。
私は釣り以外でも、真夏の野外音楽フェスで、ソフトタイプの保冷剤を大量に持って行って、タオルに包んで首を冷やしたりしています。
ハードタイプ
プラスチックケースを使用しているタイプがこちらです。
圧倒的な保冷性能や液がもれにくく、ソフトタイプより大きめなサイズがほとんどなので、再度凍らすのに時間はかかりますが、その分、保冷持続時間は長いので、釣りやアウトドアでは最適です。
大きいのでクーラーボックスのサイズに合わせた物を選んでください。
保冷剤の効果的な使い方
保冷剤も適当に扱うと、クーラーボックス内が冷たくならず、溶けやすくなってしまいます。私も釣りに行った時、庫内が結露して、底がびしょびしょになってしまった事、何度かありました。
便利だけど、ちょっと使い方を間違えると効果が弱まってしまう保冷剤、今回は正しい使い方をお伝えします。
十分に凍らせてから使用する
保冷剤をしっかり凍らせるのために、2~3日間冷凍庫に入れておきましょう。十分に凍らせていないと、保冷力が落ちたり、持続時間も短くなる恐れがあるので、気をつけましょう。
ポイント
保冷剤をしっかり凍らせるのは、意外と時間がかかります。なので釣りの3日前には忘れないように冷凍庫へ、当日に保冷剤を忘れないように、クーラーボックスへ入れましょう。
保冷剤をクーラーボックスに入れ忘れる事結構多いのでこれも注意しましょう。
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大小取り混ぜて、すき間にも入れる
大きいハードタイプは底や壁面に置き、ソフトタイプはすき間にうまくいれましょう。こうすることによって、冷気がクーラーボックス内を充満するので効率よく氷点下を維持できます。ソフトタイプも単体では溶けやすいですが、溶けにくいハードタイプと一緒に入れることにより、溶けにくくなります。
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保冷剤にアルミホイルを巻く
ひと手間加える事で、保冷持続時間を伸ばせます。アルミホイルは熱伝導率が高く、保冷剤に温かい空気を触れさせるのを少なくする効果があります。
よく、保冷バックがシルバーなのは、あの部分は熱伝導率が高いので、中の物を冷えたままにする効果があるのです。
私も、アルミホイルを巻く作業やっていて、周りから「めんどくさそう」とよく言われるのですが、はっきり言ってめんどくさいです。(笑)
ですが、この手間こそが保冷剤の効力を高めているのです。事実、早朝家から出て、夜に家に着いてからクーラーボックス開けても、ソフトタイプの保冷剤でもまだ凍っています。
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クーラーボックスをむやみに開け閉めしない
最小限に開け閉めしなければ熱気が庫内に入ってきてしまい、それだけ溶けるのが早くなってしまいます。私も友達の子供にそれをやられ、保冷剤が溶けてしまった事がありました。水が底にたまっていたらこまめに捨てましょう。そこから溶けてしまいます。
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氷やけに気をつける
家に帰ったら魚が少し傷んでいる原因はこの氷やけです。氷やけを防ぐには直接、保冷剤が当たらない様に、アルミホイルや新聞紙で包むことです。
引用サイト:まるなか大衆鮮魚
保冷剤の廃棄方法
気になるのが保冷剤の処分方法、最近はごみの分別に厳しいし、少しでも間違えると回収してくれない厳しい地域もあります。
そこで、こちらの見出しでは、保冷剤の正しい廃棄方法をお伝えします。
保冷剤は自治体によって違う
一般的は可燃ごみとしてそのまま捨てていいそうですが、やはり自治体によって不燃ごみに分類している可能性があるので、捨てる前に確認したほうがいいです。なお、中身の液体は高吸収性ポリマーと水で出来ています。
注意
ただし、水だからと良いやと思って絶対に流しに捨てないでください。配水管が高確率で詰まってしまい、大掛かりな修理工事をするはめになるので、新聞紙に染み込ませてから、可燃ごみへ捨てましょう。
理由ですが、高吸収性ポリマーは驚くほど、水を吸収します。それに液体物は、流しに処分してはいけない自治体もあるので、絶対に少量でも流しに捨てないでください。
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熱中症対策やキャンプにもおすすめ!持参したい保冷剤
お待たせしました。ここでは、アウトドアショップやネット通販でも販売している長持ちできて、釣り以外でも使用できるおすすめの保冷剤、ハード・ソフトタイプ2種類合わせて、紹介します。
どれも使い方次第で長持ちできる非常に便利な物ばかりです。
ハードタイプ
アイリスオーヤマ保冷剤ハード
持続時間5時間も続き、温度も-16度~-13度を保つ高性能の保冷剤です。お手頃価格でしかもサイズが豊富、溶けにくい保冷剤となっております。
安物のクーラーボックスにいれても4~5時間、庫内を氷点下に保ってくれる優れものです。余談ですが、私アイリスオーヤマは、家電しか取り扱ってないのかと、思っていましたが、改めて調べると、家電や保冷剤の他、寝具や園芸用品も扱っているんですね。
ロゴス氷点下パックGT-16℃ハード600g
amazonではベストセラーの大人気商品です。-16度まで庫内を低下させ、例え外気温が30度でも約6時間以上庫内温度を氷点下に維持できる優れものです。
大きさは19,5×13,7×2,8なので、クーラーボックスに入れられるかどうか確認してから購入しましょう。
私はこれを使用していますが、全く溶けずに、庫内を開けたら冷気がすごく出てくるので、圧倒的な効力だなと感じます。
キャプテンスタッグ時短凍結スーパーコールドパック
クーラーボックス内の氷点下が比較的長く保たれて性能がとても良い保冷剤です。S~Lサイズあるので、大きさに合わせて組み合わせられるので、サイズ別に購入するといいでしょう。なお、Lサイズは1泊だったら溶けないのでキャンプ用でも充分使用できる優れものとなったおります。
ソフトタイプ
山善キャンパーズコレクション ソフトパワークール-16℃ 800g
ソフトタイプですが、保冷力が高く、真夏のアウトドアでも非常に使いやすいです。
ソフトタイプのメリットでもある、かばんやボックス内で収まりが良く使い勝手も、ものすごく良くてアウトドア以外でも、タオルに巻いて熱中症対策に利用できます。
ロゴスアイスポケット500g
5種類のサイズが展開されているので、欲しいサイズを見つけやすいのがメリットの商品です。
サイズが21,2×13,6×2,2となっています。アウトドア以外でもお弁当用に使用でき、何かと役に立ちます。
アイリスオーヤマ保冷剤ソフト5個セットCKF-300
コンパクトサイズとなっており、再凍結時間も短めで、保冷剤として使い終わったら、消臭剤としても再利用できるのが、嬉しいところです。
5個入りで600円となっており、とてもリーズナブルで1セットあっても損はない商品です。
釣り時に保冷剤は必須!長持ちさせるためにおすすめの方法とは!:まとめ
- 保冷剤の種類
- 保冷剤の効果的な使い方
- 保冷剤の廃棄方法
- 熱中症対策やキャンプにもおすすめ!持参したい保冷剤
保冷剤はアウトドアショップでも安価で販売されていたり、ソフトタイプだと100円ショップや食料品についてきたりしますが、すぐ手に入る物こそ長く使用したいものです。
後、保冷剤の廃棄方法にも気をつけましょう。保冷剤の液体は水を吸収する力がものすごく強力なので、間違えて流しに捨てない事です。修理工事代をとられ痛い出費になってしまいます。