そんな疑問や不安を一気に解消します。
美味しいキャンプ飯に欠かせないクッカー。その中でも圧倒的に支持されているのがメスティンです。アルミ製なので、軽くて熱伝導性にも優れています。さらに見た目もカッコイイ。そして本当に美味しいご飯が炊けます。
色々面倒じゃない?
実はとっても簡単に、放ったらかしで美味しいご飯ができますよ。
今回はその方法をお教えします!
美味しいご飯を炊くために必要なもの
メスティン以外にも様々な道具を揃えなくてはいけません。と言っても、数は多くないので安心してくださいね。では、美味しいご飯を炊くために必要なものを見ていきましょう。
- メスティン
- ポケットストーブ
- 固形燃料
- ウィンドスクリーン
- クッキングペーパー(任意)
ポケットストーブ
ポケットストーブはメスティンとの相性抜群。さらに折りたたみ式で持ち運びにとっても便利です。メスティンの中にちょうど収まるサイズなのでかさばりません。
ポケットストーブと一言で言っても種類は様々。ですが、多くのメスティンユーザーが使用しているのはエスビットのポケットストーブです。
しかし、最近はロゴスのポケットストーブも人気が出てきています。ステンレス素材でできているため、耐久性が高く、ポケットストーブの上に置くゴトクが付いているのでメスティンを置く際に安定感があります。
ただ、この安定性を高めてくれるゴトクがあるとご飯が上手に炊けないという口コミもあります。空気の通りが悪く、火力が弱くなってしまうことが原因のようです。
ロゴスのポケットストーブを使ってご飯を炊く時はこのゴトクは取り外しておいた方が良いでしょう。
固形燃料
固形燃料はポケットストーブの付属のものでも良いのですが、100均(ダイソー)のものがオススメ!付属の固形燃料だと素材は良いのですが、燃焼時間が若干足りないようです。
その点、100均の固形燃料の方がコスパも良く、1個の燃焼時間が約20分と炊飯にピッタリです。短期で大量に使う場合はこちらもオススメですよ。
注意
固形燃料は開封後、長期保存すると劣化して、燃焼時間が短くなります。
購入してから日時が経ったものは事前に確認してください。
ウィンドスクリーン
ウィンドスクリーンとはつまり風除けのことです。強風で炎があおられてしまうと火力にムラができてしまいます。すると炊きムラが起きてしまったり、炊き上がったお米の芯が残ってしまうという失敗に繋がります。
このウィンドスクリーンは美味しいご飯を炊くために大切な安定した火力・燃焼時間を得るために必須です。
クッキングペーパー
クッキングペーパーは焦付きが気になる方、一つのメスティンでいくつもの料理を続けてしたい方にオススメです。
あらかじめクッキングペーパーを「メスティン折り」という折り方にしておきます。それをメスティンにセットし、お米やお水を入れて炊きます。これだけで洗う手間が激減するので、ぜひやってみてください。
メスティン折りを考案されたTAOさんのHPにメスティン折りの型紙が公開されています。
>>メスティン折りの型紙はこちら
折り方を詳しく教えてくれる動画はこちら。
さあ、ご飯を炊こう!
必要なものが揃ったら、早速ご飯を炊いてみましょう。
<材料>
- 水 180cc
- お米 1合
お米を研いで浸水させる
あらかじめ研いたものを用意しておいてもいいでしょう。無洗米であれば研がなくて大丈夫です。お米を水に浸して、30分〜1時間ほど水を吸わせます。
ここでポイント!
ナルゲンボトルなどの広口のボトルにお米と水を入れておけば、登山やハイキングをしている間に浸水させることができて時間短縮ができます。
30分も待つなんて…お腹が空いて無理だよ、というあなたにオススメの方法です。
メスティンにお米と水を入れる
お水の量は持ち手を固定するリベットに合わせます。丸ポチの半分のところがちょうど180ccです。もちろん計量して入れてもOK。柔らかめのご飯が好きな方はもう少し多めに水を入れて調整してください。
蓋をして着火
固形燃料が燃え尽きるまで待ちます。
ただ放ったらかしにしておくだけでOKです。
固形燃料が燃え尽きるまで約20分。じっとその様子を観察するも良し。他の料理の準備をするも良し。テントで一休みするも良し。そのまま放置で大丈夫です。
蒸らす
固定燃料が燃え尽きたら、メスティンごとタオルで包んで10〜20分ほどむらして完成!
タオルではなく、メスティンケースを使っても良いです。クッキングペーパーのメスティン折りを使う場合は、クッキングペーパーごと取り出してタオルに包みます。とても熱いのでやけどには十分注意してくださいね。
そう、これだけでとても美味しいご飯ができちゃいました。
メスティンと固形燃料を使えば、ほぼ自動炊飯ができてしまいます。しかし、一つだけ注意してもらいたいことがあります。
標高の高い山に行く時は、火力が強く安定したガスバーナーを使用しましょう。固形燃料は便利ですが、行く場所の標高によっては火力が安定せず、うまく調理できないので場所によって変えてくださいね。
一合以上炊きたい!そんな時はどうすればいい?
ソロキャンプや少人数でだったら一合で十分ですが、ファミリーなど大人数で行く場合はもう少し量が欲しいですよね。
通常サイズのメスティンでは、最大1.8合まで可能とメーカーが言っています。ですが、実際は1.5合でかなりパンパン。これが限界と思います。
〈1.5合:分量〉
- お米 1.5合
- 水 300cc
固形燃料は1合の時と同じ、100均のもの1つで大丈夫です。
二合炊きたい時は
メスティンには通常サイズの他に、ラージサイズも売られています。このラージサイズであれば二合炊飯も可能です。
〈2合:分量〉
- お米 2合
- 水 360cc
固形燃料は、これも100均のもの1つで良いですが、気温が低い冬や風の強い日はウィンドスクリーンを使用していても火力が弱くなってしまいます。火力が弱いな、と思ったら固形燃料をもう一つ追加してくださいね。
メスティンを使ったご飯の炊き方を教えて!固形燃料で簡単にできる:まとめ
- 100均の固形燃料とウィンドスクリーンも使って安定した火力と燃焼時間を確保
- 火にかけたらただ待つのみ
- 美味しいご飯が簡単に炊ける
- ラージメスティンを使えば二合炊飯もできる
最近は湯煎で出来る美味しいパックご飯もありますが、自分たちで炊いたご飯に敵うものはありません。
ぜひ、大自然の中で簡単に美味しいご飯を炊いてみてください。