キャンプで食べたい物といえば、もちろんお肉で、ステーキにして豪快に食べたら最高です。しかし、ステーキを上手に焼くには案外難しく、肉が固くなったり、火力調整がうまくいかずに焦げてしまったり、生焼けになってしまいます。
私もキャンプに来たら、よくステーキを食べます。せっかく非日常体験ができるから、家で焼く時とは違った豪快な道具を使いたいですよね。
そこで、今回はステーキを焼くためのコツと、野性味があふれた調理道具を紹介します。どれも、忘れられない思い出を作るための、なくてはならない最高のアイテムばかりですよ。
目次
ステーキ肉を柔らかくする方法
キャンプ時でも、家でもステーキ肉を焼いたらお肉が固くなってしまったことはありませんか?お肉をフォークで刺せば柔らかくなりますが、やりすぎると逆に、焼いたときに肉汁が外に出てしまい、パサパサになってしまう恐れがあります。
そこで、こちらでは筋切り以外にお肉を柔らかくする方法をお伝えします。こちらをご覧になり、キャンプ前日の仕込み作業の時に参考にしてくださいね。
塩麹
日本古来の発酵調味料である麹、この麹にはお肉や魚を柔らかくする効果があります。前にテレビで塩麹の効果が紹介された時、一時期人気になったおかげで、今ではスーパーでも購入できます。
ポイント
8時間置かないと効果が出ないので、前日の仕込み作業時にやるのがポイントです。さらに麹には、消化が悪いお肉を、消化しやすいように分解してくれて、栄養も吸収しやすくなる優れものなのです。
野菜の味付けも和えるだけで簡単にできるので、皆さんも常備してみてはいかがでしょうか。
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フルーツ
お肉を柔らかくするフルーツは、パイン・キウイ・梨です。これらには消化酵素が含まれており、この酵素がお肉を柔らかくする効果があります。
ポイント
1時間くらいで効果が出ますが、当日はバタバタしていたり、ご飯の直前まで遊んでいたいもの、前日の仕込み作業時にやるのがおすすめです。
漬けたフルーツはそのまま焼いて、ソースと一緒にからめて食べれば、フルーツのさっぱりとした味のおかげで脂っこくなく、いくらでも食べれるおいしさです。
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玉ねぎ
玉ねぎもタンパク質を分解して、お肉を柔らかくする効果があります。実際に、シャリアピン・ステーキという、歯が悪いオペラ歌手のために作られたステーキが存在にしており、たくさんの玉ねぎをみじん切りにして、お肉を柔らかくしていました。
ポイント
みじん切りした玉ねぎをステーキにたっぷりとまぶして、ラップに包んで1時間くらいで効果は出ますが、前日の仕込み作業時にやったほうが、当日仕込みを忘れることもないので、前日に行うのが良いでしょう。
こちらも漬けた玉ねぎは、ソースとして食べてもおすすめです。玉ねぎの甘味とお肉のうまみがからんで、とてもおいしいですよ。
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キャンプ飯で失敗しないステーキの焼き方
ステーキは、簡単そうに見えて焼き具合が結構むずかしい繊細な料理です。火加減を少し間違えただけで肉が固くなってしまったりします。
私も、キャンプではよく焼き具合を失敗してしまい、ステーキを作らなかったのですが、色々調べたりキャンプ友達に聞いたりして、美味しくステーキを焼ける方法を教わりました。そこで、こちらではステーキを柔らかく焼ける手順をお伝えします。
肉を30分くらい常温に戻す
冷えたままだと中心部に火が通りにくくなってしまい、加熱時間も長くなり表面だけ焦げて、中心部は生焼けになってしまい、最悪食中毒の原因になります。
私もよく、常温に戻すのを忘れることが多くて、クーラーボックスから出したばかりの冷たいお肉を焼いてしまい、表面は黒焦げなのに中はすごく生焼けだったことが何回もあります。
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筋切りしてから調味料をかけること
筋切りすることで繊維を切り、お肉が柔らかく焼けます。もし筋切りしないで焼くと、お肉に熱が加わったときに繊維のせいで端が反り返ったり、縮んだりしてゆがんだ形になるし、ゴムみたいな食感のお肉になってしまいます。
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初めは強火で表面を焼くこと
強火で焼くことにより、肉汁とうまみを閉じ込めます。焼き色がついたら、ひっくり返して裏面も焼きましょう。しかし、あまり強火のまま放置すると、焦げてしまい、苦い味になるので、常に焼き具合は見ておくことです。
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中心部はアルミホイルで包んで3分程度休ませる
料理番組でも「肉を中心部まで熱を通すには弱火でじっくり焼くこと」と言われていますが、キャンプ道具ではどんなに火を弱めても、コンロの弱火よりどうしても強火になってしまいます。
そこでおすすめの方法は、強火で表面だけ焼いたお肉をアルミホイルで包んで、予熱で中心部まで熱を通す方法です。ただし、あまり放置すると、逆にお肉が冷えて固くなってしまうので、3分程度たったらいただきましょう。
ステーキはこれで焼こう!おすすめ調理器具3選
キャンプは非日常体験が味わえるイベントです。だったら野性味あふれた焼き方で豪快にステーキを食べたくなります。そこで、今回はとっておきの調理器具を紹介します。
武井バーナーのパープルストーブ
小さいけど高熱量なので、持ち運びにも苦労せずに、しかも豪快に焼ける素晴らしいバーナーです。燃料が灯油なのでコスパも良く、加圧式なので手間はかかりますが、ステーキが出来上がったときの喜びと美味しさは格別です。
注意
現在、武井バーナーのパープルストーブはどのオンラインショップでも、売り切れになっており、入荷は未定です。
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加圧式のやり方について紹介
コールマンのロードトリップグリル
「お腹すきすぎて早くステーキが食べたい」という方は、こちらがおすすめです。火力もツマミ1つで調整できるため、初心者でも簡単に扱えるし、分厚いステーキでもおいしく焼けます。燃料はガスで、470g缶2本使用でおよそ3時間ほど、2泊3日の場合は4本持参すれば足ります。
折りたたむことができますが、重いので女性では厳しい部分もあります。しかし、カートがついているので平坦な道では楽に運べます。
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炭火 ヨコザワテッパン×B-6君
炭火で焼くと遠赤外線効果で中まで火が通りやすく、余分な脂も網目から落ちるのでおいしさが倍増します。B-6と名前がつく通り、折りたたむとB-6サイズになるので、持ち運びが非常に便利です。
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amazonでは、鉄板プレートとハードロストルの3点セットで販売しています。
キャンプ飯に定番のステーキを上手に焼く方法を紹介!その一工夫とは:まとめ
野外で食べるステーキは、飲食店で食べる時とは違ったおいしさなので、キャンプ時ではご飯の定番料理です。しかし、焼き具合によって食感が固くなったり、表面だけ真っ黒に焦げているのに中身は焼けていないという事態が起こりやすい、案外難しい料理です。
しかし、仕込み作業だったり、焼く直前にひと工夫すれば誰でもおいしく簡単に焼けるステーキなので、これを機に皆さんもぜひ、キャンプ飯にステーキを焼いてみてください。