そんな疑問にお応えします。
キャンプで重宝するダッチオーブンですが、使い方に悩んでいませんか。
ここではダッチオーブンに材料を入れたらあとは放置でおいしい料理が出来ちゃうレシピを紹介します。
これを読んだら、今まで使いこなすのが難しかったダッチオーブンが作りたいレシピでいっぱいになって、ダッチオーブンが一つでは足りないくらい大活躍すること間違いなしです。
目次
ダッチオーブンとは?
分厚い金属で出来た蓋付きの調理器具
焼く、炒める、煮る、蒸す、揚げるを全てできる
これ1つあればいろいろな料理が出来る万能調理器具です。
ダッチオーブンのお手入れ方法
ダッチオーブンは金属の調理器具なので普通のフライパンや鍋とはお手入れの方法が違います。
ここを注意するだけで使っていくたびに自分だけの調理器具へと変わっていきますよ。
ポイント
粗熱が取れてからお湯とタワシを使って汚れてを落としていく
※洗剤や冷水を使うとコーティングが剥がれてしまう恐れがあるので注意が必要
汚れが落ちたら水分を飛ばすために火にかける
水分が飛んだらダッチオーブンが熱いうちに植物性の油を塗り込みお手入れ完了※油が多かった場合は拭き取る
少し手間ではありますがこれをすることで半永久的に使えます。
これは少し前に流行ったスキレットと同じお手入れ方法ですよね。
私はこのお手入れ方法をちゃんと調べずにスキレットを洗ってしまい錆びさせてしまいました。
皆さまはぜひここで読んだことを実践して大切に使って下さい。
放置系肉料理
まずはキャンプの定番。お肉を使った料理を紹介します。
ローストビーフ
材料
- 牛肉ブロック
- 塩・コショウ
- オリーブオイル
- 市販のソースやポン酢など
作り方
- 牛肉ブロックを直射日光に当たらない所で常温に戻しておく
- 牛肉ブロック全体に塩・コショウを揉み込み10分程休ませる
- ダッチオーブンを加熱してオリーブオイルを敷き、牛肉ブロックの表面全体を焼く
- 全体に焼き色が付いたら一旦肉を取り出す
- ダッチオーブンに網を敷き、その上に肉を置く
- 蓋をして上に炭を置き30分程加熱する
- 火から下ろして肉をアルミホイルで包み常温で20分休ませる※寒い時期はアルミホイル+タオルで包む
- 出来上がった肉を薄く切り完成。お好みで市販のソースやポン酢をかける
私自身ローストビーフは大好きなので自宅で作ってみた事が何度かあるのですが口に入るまでにものすごく時間がかかるんです。
なので夕飯に食べるなら昼過ぎには準備し始める必要がありました。
しかし、ダッチオーブンなら約1時間もすれば食べられるのであっという間に出来るおしゃれ飯です。
女性が喜ぶこと間違いなしです。
チャーシュー
材料
- 豚バラブロック
- 塩・コショウ
- コーラ
- しょうゆ
- みりん
- 料理酒
- 鶏ガラスープの素
作り方
- ダッチオーブンを加熱し、塩・コショウをした豚バラブロックを脂身面から焼く
- 表面全体に焼き色を付ける
- 弱火にして全ての調味料を入れる
- 沸騰したら蓋をして3時間程煮込む
- 時々焦げついていないか様子を見ながら味が染み込むのを待つ
- 味が染み込んだら食べやすい大きさに切って完成
昼間のBBQの傍らで調理しておけば酒のつまみとしてながら食べ出来ちゃいます。
また、ご飯の上に乗せてチャーシュー丼にも出来るのでしっかり食べたい方にもオススメです。
たくさん作りすぎてしまっても細かく刻んでチャーハンに入れたりインスタントラーメンに乗せていつもより豪華にすることも出来ます。
BBQの残り物で作るカレーライス
材料
- 焼肉用の肉
- ブラックペッパー
- にんにく
- 玉ねぎ
- にんじん
- 水
- カレールウ
作り方
- 玉ねぎとにんじんは輪切り、にんにくは薄切りにする
- ダッチオーブンでお湯を沸かし、一度火からおろしてルウを入れ弱火でとろみをつける
- 網で肉、野菜、にんにくを焼く
- 3に火が通ったらルウの溶けたダッチオーブンに入れてよく混ぜて完成
残りものでカレーライスが出来ちゃうのでフードロスにもつながります。
お腹いっぱいでもカレーの匂いで大人も子供も1杯ペロッと食べれちゃう一品です。
BBQの傍で準備しておけば焼きながら余りそうな具材も入れられます。
カレーにしておけば翌日の朝食にも温めて直すだけですぐに食べられます。
放置系野菜スープ
冷えた体にありがたいスープレシピです。
野菜たっぷりポトフ
材料
- キャベツ
- 玉ねぎ
- じゃがいも
- にんじん
- ウィンナー
- コンソメキューブ
- 水
作り方
- 野菜を大きめに切る
- ダッチオーブンに切った野菜とウィンナーを入れる
- 水とコンソメキューブを入れて蓋をし、蓋に炭を置く
- 30分ほど加熱する
- 30分経ったら蓋を開けずに放置し味を染み込ませて完成
寒い時期や川遊びをした後にとてもありがたい一品です。
大きめに切った野菜もダッチオーブンで煮ることでしっかり、柔らかくなるので本当にたっぷり野菜を摂れます。
野菜が苦手なお子様でもスープに野菜の出汁がしっかり出ているのでスープを飲んだだけでも野菜が摂れます。
濃厚玉ねぎスープ
材料
- 玉ねぎ(千切り用2個+人数分)
- ベーコン
- にんにく
- しょうが
- パセリ
作り方
- 玉ねぎ2個を千切り、残りの玉ねぎは上に十字の切れ込みを入れておく
- ベーコンはざく切り、にんにくとしょうがはみじん切りにする
- 千切りにした玉ねぎをダッチオーブンの底に敷く。※無水調理ですが水100cc入れて置くと焦げ付き防止になります。
- 3の上に切れ込みを上に残りの玉ねぎを置く
- ざく切りにしたベーコンとにんにくを加えて蓋をし、弱火でじっくりと煮込む
- 蓋を開け水分がかなり出てきたらしょうがを加え、さらに煮込む
- 全体的に味が濃いと思った場合は若干の水を足す
- 丸ごとの玉ねぎが崩れそうな様だったら、パセリをかけ完成
玉ねぎを大量に使うので準備段階は涙で大変ですが出来上がりは玉ねぎの甘さとベーコンの塩気でとても美味しいです。
また無水なので素材の味がしっかりしています。
玉ねぎが溶けるくらい柔らかいのでまだ歯が生え切っていない小さいお子様でも食べられます。
※小さいお子様に与える場合は味が濃いので水やお湯で薄めてください。
放置系おやつ
お子様や女性が喜ぶスイーツもダッチオーブンで出来ちゃいます。
焼き芋
材料
- さつまいも
作り方
- 流水でさつまいもについた泥や汚れを洗って落とす
- ダッチオーブンに細かい石を敷き、その上にさつまいもを入れる
- 蓋をして蓋の上に炭をのせ、30分ほど焼いて完成
小腹が空いた時用やお子様のおやつとしてお手軽に作れます。
寒空の焼き芋はとても美味しいですよね。
余談ですが、さつまいもは表面に黒っぽい塊(糖)があるものの方が甘みがありますので焼き芋におすすめです。
パンケーキ
材料
- 小麦粉
- 牛乳
- 卵
- バター
作り方
- 小麦粉、牛乳、卵を器に入れ混ぜる
- ダッチオーブンにバターを入れ火にかける
- バターが溶けたら1を入れて焼く
- 中まで火が通ったら完成
バターが効いてるのでそのままでも美味しいですが、果物や生クリームを乗せてお店みたいなパンケーキにするもの良いですね。
パンケーキと言うとひっくり返して作るイメージですがこれはそのまま焼いていくのでぷくぷくと膨らんでいく過程がお子様に楽しんでもらえます。
焼きリンゴ
材料
- りんご
- 砂糖
- バター
作り方
- りんごの芯をスプーンなどでくり抜く※底が抜けない様に気をつける
- くり抜いた部分に砂糖→バターの順番に入れる
- ダッチオーブンの底に網を敷き、その上にアルミホイルを2枚敷く
- 3の上にりんごを蓋をする。起こした炭を上が強め、下が弱めに置き加熱する
- 1時間程経ったら蓋を開け、お好みの固さになったら完成
キャンプだからこそやってみたくなるレシピですね。
砂糖を使用しますのでりんごは紅玉など酸味のあるものの方がオススメです。
そのまま食べるのも良いですが、先に記載したパンケーキと合わせたりローストビーフのソースとしても食べられます。
これ一つで食卓のバリエーションが広がります。
キャンプ飯をダッチオーブンで簡単に作れる?楽々放置飯!:まとめ
ダッチオーブンは扱いづらいイメージがありましたがほぼ放置でキャンプの定番料理が出来るのは嬉しいですね。
ましてやスイーツまで作れてしまうのは意外な使い道です。
本当にダッチオーブンには無限の可能性を感じます。
料理はもちろんですが、ファミリーキャンプであればお子様が遊んでる間におやつを作ってあげたら大喜び間違いなしですよ。
今回は放置で出来るレシピをご紹介致しましたが、ダッチオーブンでピザやパンも作れますよ。
ぜひ作ってみて下さい。