ストーブ 春キャンプ

春キャンプにストーブは必要か?月ごとに分けて必要性を解説!!

春キャンプの防寒対策にストーブは必要ですか?

そんな疑問にお答えします。

春はキャンプで人気のシーズンです。

  • 花見ができる季節
  • 一日通して過ごしやすい気候
  • 焚き火のベストシーズン

上記以外にも様々な魅力があるのが人気の理由です。

また、キャンプデビューに適した時期は、春派と秋派に分かれます。

どちらも昼夜ともに過ごしやすい気候の為です。

「過ごしやすい気候ならストーブは不要だね」と早々に結論を出すのはお待ちください。

場合によってはキャンプデビューがトラウマになるかもしれませんよ。

 

春キャンプの気温とストーブの必要性

春キャンプとは一般的に3月〜5月頃をさします。

冬が終わり、だんだんと暖かくなる時期です。

ですが、春キャンプの期間でも気温に差が大きくあります。

また、春は寒暖差がとにかく激しいのが特徴です。

日中が暖かくても、夜までその温かさは続きません。

つまり、防寒対策は必須となります。

3月のキャンプ

冬と春の境目をさまようような季節。

体感的にも寒さを感じる人も多いのではないでしょうか。

実際の最低気温も-10℃以下まで下がる地域もあります。

時期によってはまだ雪が降ることもあります。

焚き火で暖をとれば暖かいですが、テント内となるとそうはいきません。

冬キャンプを過ごす装備のある方であれば、ストーブがなくても対応可能かもしれません。

ですが、冬キャンプを過ごせる装備がないのなら、ストーブは必須と考えたほうが良いです。

私は冬になれば-10℃以下は当たり前の地域に住んでいます。

私の経験からお話しすると、ダウンジャケットや厚着をしても長時間外にはいられません。

そんな中寝ることを考えるとストーブは必須です。

中途半端な装備で初心者がデビューするには難易度が高いです。

ストーブの持参と、可能な限り電源付きサイトをおすすめします。

その理由については後ほどご説明しますね。

4月のキャンプ

3月と比べると氷点下まで気温が下がることは減ります

それでも、地域や標高によっては氷点下も考えられます。また、最低気温10℃以下の地域も多いです。

ストーブなしではやや肌寒さを感じる事でしょう。

必ず使うとまでは言えない気候ですが、初心者の方であればストーブを持参した方が安心です。

ちなみに私の住んでいる地域の4月は、屋内でもまだストーブを完全にきることは難しく、朝晩は大体ストーブをつけている家庭が多いです。

住宅地よりも標高が高い事、屋外であることを考慮すれば必要ではないでしょうか?

運よく暖かい日であれば、ストーブを使用しなければ良いだけです。

車内に荷物を詰め込む際にがさばってしまうデメリットはあります。ですが、快適に過ごしやすくなる事を考えたら小さな問題でしょう。

避けるべきは、キャンプが原因での体調不良です。

5月のキャンプ

昼夜通して過ごしやすい、まさにキャンプ日和な時期です。

連休というのもありますが、ゴールデンウィーク時などはキャンプ場が混みます。

キャンプ場の予約はできるだけ早くとっておいた方が良いですよ。

実際の最低気温としては、平地で10℃以上の地域が多くなります。

東北や北海道などは10℃以下の最低気温のところもあるので、キャンプをする地域や標高に応じてストーブの備えがあると良いでしょう。

暖かい地域であればストーブはなくても良いかもしれません。

それでも、春キャンプの基本である、重ね着や掛物は多めに持ち歩いておくのが望ましいです。

ストーブの必要性に悩んだら、キャンプ場に問い合わせてみると安心ですよ。

安全第一で春キャンプを楽しみましょう。

 

春キャンプに適したストーブとは

キャンプで使用できるストーブはいくつかあります。

  • 石油ストーブ
  • カセットガスストーブ
  • 電気ストーブ
  • 薪ストーブ

以上4種類あります。

使用する環境によって使えるものも変わるので特徴を抑えて選びましょう。

石油ストーブの特徴とおすすめ

燃料に灯油を使用するストーブです。

電源を使用せずに使えるので、災害時にもあると安心です。

乾電池使用か、チャッカマンなどを使用して点火します。

数ある石油ストーブの中でも、おすすめの物はこちらです。

キャンプはおしゃれも楽しみたいですよね。

人によってはインスタに写真を投稿することを楽しみにしている方もいるでしょう。

そんな方には特におすすめです。

名前から想像できるように、点火するとレインボーに炎が光ります

特殊なガラスコーティングが七色の炎を作り出しているそうです。

 

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七色の炎を上手に活かせばこんな写真もとれます。

炎を眺めて過ごすのも楽しいですよ。

カセットガスストーブの特徴とおすすめ

カセットガスストーブの魅力は何といっても手軽さです。

コンビニでも売られているカセットボンベだけで火を付けることができます。もちろん電源も不要

キャンプのみならず停電時の備えにもなるので安心です。

おすすめは大人気商品のこちら

お値段が手頃とは言えないところはデメリットです。安さで選ぶなら別の商品にすることをおすすめします。

ですが、「そんな高いのはいらない」と決めつけるには少し早いですよ。

結論から言うと機能面、デザイン面がすばらしい

まず、レトロな雰囲気がおしゃれ。デザインが良くキャンプをおしゃれにします。

屋内でも使っていないときにはインテリアに置いていたくなります。

カメラが趣味だったり、インスタ投稿を趣味にしている人なら良い絵になりますよ。

点火中は青い炎が美しい。

ゆっくり眺めて暖をとる時間は、贅沢な時間になることでしょう。

カラーバリエーションも豊富なので、好みのものを探す楽しみもありますよ。

次に機能面ですが、まずは使用するにあたって安全面は大事ですね。

圧力感知安全装置、不完全燃焼安全装置、転倒時安全装置、立消え安全装置4つの安全装置があるので、一酸化炭素やガス爆発の危険を減らします。

お安い価格のガスストーブだと「ガス漏れする」「変な音がする」など使用が不安になるものもあります。

安全面もしっかりしていないと、不安でキャンプどころではなくなってしまいますね。

センゴク・アラジンではそのようなことはないので安心です。

暖かさも優秀です。

様々な製品があるため一概には言い切れませんが、発熱量が1kwの製品が多い中、こちらの商品は最大2kwと倍の数値。

石油ストーブと比べると暖かさで劣りますが、ガスストーブの中では優秀です。

持ち運びもコンパクトなのでアウトドア向き。

デザイン、性能面どちらをとってもお気に入りのストーブになること間違いなしです。

電気ストーブ

電源が必要なことは最大のデメリットですが、安全面では一番おすすめ

各ストーブの中でも初心者に一番おすすめしたいです。

理由は2つ。

  • 一酸化炭素が出ない
  • 火災の心配が少ない

安心してテント内で使用できることは大きなメリットです。

石油ストーブもガスストーブも一酸化炭素が不安なので、基本的にテント内は使用禁止。

テント内で使うなら、自己責任と換気は必須の中、電気ストーブはテント内で堂々と使用でき一酸化炭素の危険もありません。

電源のとり方は電源サイトを使う。あるいは、ポータブル電源を使用することになります。

消費電力がサイトの電源やポータブル電源の範囲内であればご家庭にある電気ストーブで構いません。

電気ストーブを持っていない方、あるいはキャンプ用で分けたい方にはこちら。

消費電力が少なく暖かいのが売り。

同じ消費電力でも2倍暖かいそうです。

消費電力を抑えて暖かさを保てるのでキャンプにも相性がいいです。

薪ストーブの特徴

薪を燃やして暖めるタイプのものです。

他のどのストーブよりも火力が強く、遠赤外線効果で体の芯から温まりやすいです。

テント内で使用するには煙を煙突から排出するので、テントに煙突穴が必要になります。

見た目もおしゃれで憧れている方も多いかもしれません。

結論から言います。

初心者にはおすすめできません。また、春キャンプには不必要な暖かさです。

憧れを持っていた方々申し訳ございません。

理由はいくつかありますが、まず煙突穴がないテントでは使用できません。

憧れだけでなく、薪ストーブ使用のためにテントも選んだ方であれば、使用してもいいかもしれませんが、それは冬キャンプでの話。

春キャンプではストーブが必須となるかは時期や場所に影響を受けるため、暖かさが無駄になる可能性があります。

薪をくべなければならないため手間も他のストーブの比ではありません。

設置や撤収も大変です。薪代も高額です。

以上の理由でおすすめしません。

決して薪ストーブ自体を否定するわけではありません。

キャンプになれて、冬キャンプをするのならおすすめです。

理由は強い火力で調理もこなせることが一つ。

次に、キャンプの雰囲気が最高になる見た目でテンションも上がる事。

そして何よりも暖かいこと。

冬キャンプでは醍醐味とも言える存在です。

ロマンたっぷりの薪ストーブは春キャンプにはお預けです。

いつの日にか挑戦する冬キャンプのために、まずは過ごしやすい春キャンプで経験を積んで行きましょう。

薪ストーブへの憧れが止まらない方はこちらの記事を参考にしてください。

 

初心者には電源付きサイトがおすすめ

結論から言いますと、初心者の方が春キャンプに使用するストーブは電気ストーブがおすすめです。

理由を説明する前に、何も知らない初心者の方のために電源付きサイトについて解説します。

一言で表せば、コンセントのあるキャンプ場です。

注意点は

  • 事前に予約が必要
  • 電源なしのサイトよりも料金が高い
  • 消費電力が決まっている
  • 時期によっては予約が取れないほど混む

などがあげられます。

ですが、電気を使用できるメリットはとても大きいです。

まず、家庭で使用しているような電気ストーブを使用することが可能です。

電気ストーブはテント内で使用しても空気を汚さないため、換気の必要がありません

何かを燃焼するわけではないので、火事の心配も少ないのは安心です。

また、電気毛布や電気カーペットを使用することも可能なので就寝時も暖かく過ごせます。

初めてのキャンプで風邪でも引いてしまったら、もう二度とキャンプをしないなんてことにもなりかねません。

そんなことになれば、いろいろなキャンプグッズを集めたことも無駄になってしまいます。

そして何より、魅力いっぱいのキャンプの楽しさを知らずに終わるのはもったいないです。

何もかもが手探りの初心者さんが安心してキャンプの楽しさを満喫するためには、何よりも安全で暖かいことが重要だと思います。

以上の理由により、初めての春キャンプには電源サイト+電気ストーブをおすすめします。

電源のないサイトではどうするべきか

電源付きのサイト以外でもキャンプがしたい方もいますよね。

予約が取れなかったなんてことはよくあることです。

そんな時の為にも、ポータブル電源をおすすめしたいと思います。

電気ストーブなどの電化製品を使用できることが理由です。

どこでキャンプをするにしても快適にしてくれること間違いありません。

ただ、問題としてポータブル電源は高額です。

使用できる電力にもよりますが、何万円もするので大抵の人には不要なものとして認定されるかもしれません。

私も以前は不要だと思っていました。

ですが、一度数日に及ぶ停電を体験してからは考え方が変わりました。

当たり前ですけども停電時でも電気が使えるのは魅力です。

当時、朝起きたら予期せぬ停電状態。スマホの充電もほとんどされていませんでした。

外に出れば全ての信号が消えている。

街中パニックでした。道路をわたるのも命がけ。

そんな中でも仕事を休むことはできず、仕事を終えて帰宅しても炊飯器も使えない。

情報を得るにもテレビは使えない、スマホの充電もわずか。

なんとかあるもので、耐え忍んだ経験があります。

ですが、あの時もしもポータブル電源があったなら

炊飯器を使える。

テレビやスマホで情報を集められる。

スマホの充電ができる。

ポータブル電源を使えるだけで、電気の復旧を余裕をもって待つことができただろうと思います。

キャンプのみならず、もしもの時のための対策にもなります。

車中泊を楽しむ方なら、当然車中泊でも使用可能です。

確かに高額な商品ではあります。

ですが、非常時の電気はお金に代えがたい価値があります。

冬キャンプや、電源なしサイトでのキャンプも手軽にできるようになります。

キャンプの幅を広げてくれるという面でもおすすめです。

石油ストーブやガスストーブを使用したい方の注意点

まず最初に知っておいてほしいことはテント内での石油やガスのストーブは基本的に禁止です。

とは言え、テントで使用している方も多いのが現状です。もちろん自己責任でしています。

しっかり注意するべきところを守らなければ、最悪死にも繋がりかねません。

一酸化炭素中毒に注意

一酸化炭素を聞いたことがない方は少ないのではないでしょうか。

皆さん、危険のイメージだけはしっかりと持っていると思います。

ですが、どのような時に発生するかはしっかり理解していない方もいることでしょう。

通常物を燃やすと二酸化炭素を発生しますが、酸素が足りない状況で不完全燃焼を起こすことで一酸化炭素を発生します。

なので、テント内などでストーブを使用すると一酸化炭素が発生し危険になるのです。

厄介なことに無色無臭

体調の変化に気が付いた時には手遅れで、最悪命に係わる事態となってしまうわけです。

テントなど換気が不十分な場所で物を燃やすと一酸化炭素は発生しやすくなります。

以上の理由により、テント内で石油やガスストーブを使用する際には換気が大切になります。

十分な換気が必要と分かったかと思いますが、一酸化炭素は無色無臭。

気が付かないうちに一酸化炭素が充満していたなんてことになれば一大事です。

換気とセットで一酸化炭素チェッカーを使用しましょう。

Amazonでベストセラーになっている商品です。

日本で検品されているため安心して使用できます。

また、しっかりとした日本語の説明書付きで、一酸化炭素の中毒症状についても素人にも分かりやすく解説されています。

お値段もお求めやすいので、安心を求めて2個購入することも可能な金額です。

ですが、一酸化炭素チェッカーはお守りのようなものです。

自分の命を守るのはあくまで自身で行う換気です。

換気ができないほどの泥酔になるほどお酒を飲むのは危険です。

また、睡眠時には必ずストーブを切るようにしましょう。

火災に注意

当たり前ですが、テントに近い場所で使用すると燃えてしまう可能性があります。

ご家庭で使用するとき同様に、ストーブを使用時は燃えやすいものを離して使用しましょう。

実際にテントの火災は起きています

細心の注意をはらってストーブは使用しましょう。

 

春キャンプにストーブは必要か?月ごとに分けて必要性を解説!!:まとめ

初心者の方には電源付きサイトで電気ストーブと電気毛布をおすすめします。

理由は火災の危険が少なく、一酸化炭素の心配なく防寒対策ができるからです。

やむを得ず電気ストーブ以外のストーブをテント内で使用するのであれば、自己責任のもと火災と一酸化炭素に注意して使用してください。

キャンプは安全第一で楽しみましょう。

3月のキャンプはまだ寒さが残る地域も多いので4月、5月ごろにデビューがおすすめです。

過ごしやすい気候でキャンプの楽しさを満喫してみてはいかがでしょうか。

この記事では紹介しきれませんでしたが、ストーブ以外の防寒対策もあります。

ストーブ以外の防寒対策も知りたい方は下の記事も参考にしてくださいね。

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