荷物がかさばるから持って行くだけムダじゃない?
テントの下に敷くグランドシートって、「持っていく派」と「持っていかない派」に分かれます。
ちなみに私は、もちろん持って行く派です。
持っていかない派の多くは、荷物がかさばるからと、幸運にも天候が良かったから必要ない物だと、おそらく考えているでしょう。
注意
実は持って行かないと、楽しいキャンプが最悪な時間になる場合だってあるのです。今回はグランドシートの重要さをお伝えします。
目次
グランドシートは「テントの下に敷くマット」のこと
グランドシートの役割は二つ
- テントを地面から守り底冷えを防いでくれる
- 撤収時の作業スペースとして使える
グランドシートの効果
私がグランドシートを使う理由、それは寝心地を良くするためです。
就寝時に少しでも違和感があると寝れない体質のせいで、快適に眠れるように、グランドシートを使用しています。
「眠れないならキャンプしなければいいじゃない」と言われそうですが、キャンプはストレス解消のため必要なものなので、やめるという選択肢はないです。
グランドシートは無意味だと感じている貴方に嬉しいメリットを紹介します。
テントを地面から守り底冷えを防いでくれる
底面の保護
小石や枝が原因で、テントの底に穴が開いてしまい、そこからボロボロになって壊れる恐れがあり、それを防ぐためにりグランドシートを敷きます。
ただし、夏場気温が高い日やキャンプ場が整地されていれば、使用しなくても問題はないでしょう。
地面からの湿気や浸水を防ぐ
グランドシートは、耐水圧が高い物しか作られていないため、キャンプ場のある地域が降雨の場合、湿気や浸水を防げます。
一般的に耐水圧1200mmの物が雨でも使用可能ですが、高ければそれだけ性能が良いので、耐水圧1500mm以上のグランドシートを選んだほうが安心です。
底冷えを防ぐ
日中は過ごしやすい春秋キャンプでも、日が落ちれば寒くなり、底冷えしてくるので、対策しないと、風邪の原因になってしまいます。
ポイント
そこで、グランドシートの出番、敷く事で地面からの冷気を遮ってくれます。これに寝袋を使えば、底冷えせず快適に眠れます。
撤収時の作業スペースとして使える
グランドシートを使うと、作業効率もぐんと上がります。
撤収時にキャンプ道具を片付けて、その都度車に運ぶのは効率が悪いですよね。
荷物を車に運ぶ時には、積み込む順番が大事です。
撤収で片付けた荷物を順番を考えずにグランドシートにまとめて、最後に一気に積み込むことで効率が大きく変わります。
撤収時にテントを片付けたら、空いたグランドシートをうまく使ってみて下さいね。
グランドシート設置方法
引用:楽天市場
- テントを張る前に地面に敷く
- 四方をペグで固定する。もしくはひもで結ぶ
これだけです。ただし、家に帰った時に掃除しないと汚れや土の匂いが取れなくなるので、ぬれ布巾で、汚れを拭き取りましょう。
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グランドシートの選び方
でも、どういうところを見て選べばいいの?
グランドシートを適当に選んでも意味がありません。テントを保護し、長く使うため圧倒的に重要な選び方をお伝えします。
テントと同じサイズの物か小さめのサイズを選ぶ
おすすめはテントとセットで販売されている物を購入する事です。これですと、グランドシートを探す手間が省けます。
大きいサイズだと、雨が降った時にグランドシートの上に雨水がたまってしまい、片付け作業が大変になるので注意しましょう。
厚みがある物を選ぶ
テントを保護するグランドシートでも、薄めのシートもあって、間違えて買ってしまう恐れがあります。(この失敗をやらかした経験があります。)
薄いシートですと、おわかりの通り異物を保護できずに寝た時、小石等が当たってしまい、かなり痛いです。それに、保護できず穴が開いてしまう恐れもあります。
グランドシートの代用品とは
代用できる物があれば、使いたい!と思っている人も多いと思います。私も、グランドシートを買う前は、代用品を使用していました。
なんで、グランドシート買ったの?という声が聞こえてきそうですが、新しくテントを買った時に一緒についていたので、そのまま使用しています。
ですが、中には「わざわざ買うより、家にある物で代用できたら…。」と考えている人に向けて、私が今まで代用していた物を紹介します。
ブルーシート
安価で使いやすく、防水性も抜群に良いですが、しかし若干薄いため、耐久性には不安な面もあります。
ポイント
テントより大きいのではみだした部分は下に折り込むか、手作りする時、小さめにカットしてください。
青色が目立って使用するのをためらってしまう人は、黒やグレーなどの色もあるので、そちらをおすすめします。
ブルーシート
グリーンシート
ブラックシート
シルバーシート
ブルーシート、色違いのグリーン、ブラックシートよりも値段は高めですが、耐久性を比較するとシルバーシートの方が上です。
厚めの物も多く、ブルーシートよりもこちらを代用品として使用している人が、今までキャンプをしてきて、多い印象があります。
私は高い物は買いたくないのですが、友人に聞いたら「長年使えるし、機能性を考えたら多少高くても買うべき」と言っていました。
レジャーシート
上に人が座ったり、物を置いたりする前提で作られているので、かなり丈夫です。
アウトドア店でも、販売しているところも多いのでブルーシートよりも高値ですが、信頼性は非常に高いです。
代用品の作り方
作り方はシートにカットするための線をひいたり、穴を開けたりする作業が大変ですが、工程は非常に少なく、使用する道具も3つだけです。
必要な物
- ハトメパンチ
- 両面テープ
- 穴あけポンチ
ハトメパンチはシートにハトメ(開けた穴の周囲がぼろぼろにならないように補強するためのリング)を取り付けるため必要な道具となります。
大抵、穴あけパンチとセットになっている事が多いです。
ハトメを使う時、両面テープでシートを固定すると綺麗にできます。
ハトメを取り付けるためシートに穴を開ける道具です。穴をあける時下に木材や発泡スチロールを敷くと開きやすいです。
作り方
- テントのサイズより2mmほど小さくカットする
- 四方に穴あけポンチで、穴を開け、ハトメをつける
- ハトメにひもを結ぶ
これだけです。
おすすめグランドシート4選
引用:楽天市場
私もそうですが、自作するのがめんどうな人や、ワンルームのアパートで作る広さが無い人もいると思います。
こちらではおすすめのグランドシートを紹介していきます。値段はかなり高いですが、機能性や耐水圧が圧倒的に高く、キャンプ時に突然大雨が降られた時や、防災用のテントと一緒に使用するのにも便利な商品ばかりです。
コールマン マルチグランドシート300
厚めに作られており、耐久性、機能性に優れています。耐水圧2000mmで突然のゲリラ豪雨にも耐えられる高機能です。
設置もすごく簡単で、四方をテントのポールに取り付けるだけです。
GEER TOP テントシート
値段も、2300円程度と手が出せる価格なのが嬉しいです。しかも軽量なので、荷物を多くしたくないツーリングやソロキャンプに最適なグランドシートです。
耐水圧も8000mmと非常に高く、ゲリラ豪雨にも耐えられて、浸水の心配はまずないです。
私はこちらを使用していますが、軽いので持ち運びにも困らないし、耐水圧もかなり高いので、安心して使用しています。
サイズもM~XXXLサイズまで展開されており、大人数でも対応可能です。
DOD(ディーオーディー) ワンポールテント グランドシート
ポイント
大阪生まれのアウトドアブランドで、製品にはかわいいウサギのイラストがワンポイントの、おしゃれでかわいい商品ばかりなので、人気のブランドとなっております。
耐水圧が5000mmとかなりの高性能で、防水性にも優れており、湿気の心拍もなく安心して使用できます。
ロゴス プレミアムグランドシート・WXL 71809738
湿気や雨水の浸水を防げる素材を使用しており、冬場の寒さ対策にも重宝します。
価格は8800円と結構高めですが、設置が簡単なので人気の商品です。
こちらは長方形タイプで2人用ですが、サイズも豊富にあるので用途に合わせた利用もできます。
テントにグランドシートって必要?代用できるものはある?重要性と使い方とは:まとめ
- グランドシートの効果
- グランドシートの設置方法
- グランドシートの選び方
- グランドシートの代用品とは
- 代用品の作り方
- おすすめのグランドシート4選
けっこう、ボリューミーな内容になってしまいましたが、グランドシートの重要性わかっていただけたでしょうか?日中、過ごしやすい気温でも、夜になるとぐっと冷え込んでしまい、寒い中で寝ると風邪の原因にもなりかねません。
代用品を、手作りしてもシートが大きいから、作成するための広さを確保しなければなりませんが、必要な道具も工程も少しだけなので、時間が合ったら手作りしても良いでしょう。皆さんも、グランドシートで快適なキャンプをお過ごし下さい!