大人気の焚き火台、「ピコグリル」。あの芸人のヒロシさんが紹介してさらに人気に火がつきました。しかし、本家ピコグリルの欠点は値段。ソロキャンプでこのお値段のアイテムは…と購入を躊躇してしまう人が多数。ま、私もその一人ですが…。
そんな中、登場したのが中華製ピコグリル。巷では「パクグリル」なんて言われていますが、値段は本家の半分程度。
だけど、気になるのは本家ピコグリルとの違いや性能。いくら安くてもすぐに壊れてしまうようなものは買いたくないですよね。今回は中華製ピコグリルと本家ピコグリルの違いや、性能についてご紹介します。
ピコグリルとは?
引用:楽天市場
ピコグリルはスイスのSTC社が販売している焚き火台のことです。コンパクトで軽く、持ち運びも便利です。ピコグリルにはいくつかサイズがあるのですが、特に人気なのが「398」。折り畳むと厚さは1cm、A4サイズ程度になるので、リュックにもそのまま入れられるサイズ感です。
他にも398の約2倍の大きさの「760」があり、家族など大人数で行く時はこちらのサイズの方がオススメです。
ピコグリルが大人気の理由
なぜこんなにもピコグリルが人気なのでしょうか。もちろん、コンパクトで軽いという点も大きいのですが、他にもたくさんの魅力があります。
大きい薪もそのままのせることができる
ソロキャンパー向けの小さな焚き火台は、ホームセンターなどで売っている薪をそのままのサイズで使うと大きすぎて入らない…なんてことがよくあります。そのため半分に割って使うのですが、わざわざそのための道具を持っていくのは面倒ですし、割るのも大変です。
ところがピコグリルは大きな薪もそのまま乗せることができます。私はどうしても薪を割るという作業が苦手。夜中に薪が足りなくなって割ることもあったのですが、真っ暗な中で響く薪割りの音はなかなかホラーですよ。笑
燃焼効率が良い
火をくべる火床が窪んでいます。また、スリットが入っているので空気の通り道がしっかり確保されています。燃焼するためには空気は必須。この空気の通り道が大切なんですよね。一度火が付いてしまえば、燃焼物がある限りガンガン燃え続けてくれます。
安定感抜群
このピコグラム、とてもコンパクトということもあってフレームがかなり細身。ぱっと見た感じ、大きな薪を何本もくべて大丈夫かしら?と不安になります。ですが、重い鍋をのせても全くぐらついたりしません。安定感抜群です。
料理もできる
別売りのスピットを使えば、焚き火料理もできちゃいます。串焼きもOK。網をのせれば焼き物もOK。さらにお鍋をのせて調理することも可能ですよ。
ピコグリルの素晴らしさは芸人のヒロシさんも教えてくれます。こちらの動画もどうぞ。
中華製ピコグリルって?
もうピコグリルさえあれば、暖も取れるし調理もできる。しかも持ち運びも軽くて便利ときたら誰だって欲しくなっちゃいますよね。ですが、冒頭でもお話した通り、ピコグリルの大きな欠点はその価格。
すごく魅力的だけど、ちょっと手を出しにくい価格。欲しい、でも…、いや欲しい、でも…という葛藤をしたのは私だけではないはず。
そんな時に登場したのが「中華製ピコグリル」。見た目はほぼ本家のピコグリルと変わりません。それなのに価格が半分程度。もしくはそれ以下。これは買うしかありません。
でも安いということは、それだけ性能も劣るのではないか?
そんな疑問がつきまといますよね。ここからは中華製ピコグリルについて詳しく見ていきましょう。
中華製ピコグリルは本家を越えた?
引用:楽天市場
中華製ピコグリルの元祖はsoomloomと言われています。しかし、人気すぎて現在こちらの商品、Amazonでは発売されていないようです。残念。ですが、他にも高性能な中華製ピコグリルが発売されているのでご安心ください。
その中で、今回ピックアップしたのは「タキトラ焚火台」。本家にはないオプションも色々あるようですので、順番に見ていきましょう。
重さやサイズ
本家ピコグリルに比べて、フレームが少ししっかりしているので、若干重量はあります。サイズは折り畳めばA4サイズに収まるくらいで、コンパクト感は本家と変わらず。
タキトラ焚火台には先ほどお伝えした通り、オプションで色々なアイテムがついて来ます。
- バーベキューモード
- ピザ焼きモード
- 焚き火モード
- 強火調理モード
オプションアイテムを加えることで、この四つのモードを楽しむことができます。全て合わせて重量はおよそ1.1kg。本家のシンプルなものと比べると重さはありますが、それでも軽い。焚き火モードのみのシンプルな装備だとおよそ470g。必要に応じて持っていくアイテムを厳選しても良いと思いますよ。
組み立て
本家ピコグリルよりも火床のステンレス板が若干厚いため、少し設置に力が必要です。ですが、一人で簡単に組み立てられます。このあたりは慣れれば問題ないと思いますよ。
安定感
こちらもしっかりした作りで、10kgまでの重さなら十分に耐えられます。むしろ本家よりもフレームの太さが太い分、より安定しているように思います。
タキトラ焚き火台をここまでご紹介してきましたが、唯一の欠点は本家より少し重いということ。ですが、これも許容範囲内の重さ。その他に関しては、本家となんら変わりなく使えそうです。
それどころか、本家の弱点であったフレームの細さなども克服して、オプションアイテムを使えば様々な用途にも応用できます。それでいて値段が半分程度…となれば買うしかないでしょう!
中華製ピコグリルは最強?本家ピコグリルとの違いや安定性は?:まとめ
- ピコグリルはソロキャンプには打って付けの焚き火台。
- 中華製ピコグリルは本家に見劣りすることなく使える。
- タキトラ焚火台はオプションアイテムを使って様々なモードを楽しめる。
ゆらゆらゆらめく焚き火の炎を見ながら、ゆったり座るのも良し。調理するのも良し。そんな素敵な焚き火体験をお手軽中華製ピコグリルを使って実現してみませんか?本家ピコグリルを値段で躊躇していた貴方。今が買いですよ。
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