でもきちんとメンテナンスすれば、長持ちするって本当?
そんな疑問にお答えします。
コットンテントってどのようなイメージをお持ちですか?
私は
オシャレで映えるテント
というイメージであると同時に、
手入れに手間がかかる
というイメージもあります。
実際に知り合いはしっかりメンテナンスしていなかった為に、購入後に2~3回使っただけでカビが生えて大変になったそうです。
ネットで検索すると同じような体験談も数多く見られますよね。
でも実はコットンテントは使い方次第で15年ほど使える、とてもコスパのいいテントなんです。
1950~90年代に使用・販売されたテントがビンテージテントとしてオークションサイトなどに販売されるほど長持ちするんです。
ヴィンテージとまでは行かなくても、長く使えるのはコスパ面から考えてもとてもいいことですよね。
ではそんなに長く使うにはどうすればいいのでしょうか?
それには正しいメンテナンスが大切になってきます。
この記事ではコットンテントを長持ちさせるためのメンテナンス方法をご紹介します。
コットンテントの特徴って?
コットンテントは名前の通りコットン素材で出来ています。
オシャレで自然となじむような雰囲気がとても人気ですよね。
ではポリエステルやナイロンなどの化学繊維のテントとどのような違いがあるのでしょうか?
断熱性がある
暑い時期は外の熱気を遮断し、寒い時期はテント内の温度を逃がしません。
ですので、夏は涼しく冬は温かく過ごすことが出来ます。
オールシーズン使うことができますよ。
耐火性がある
化学繊維のテントは熱に弱いですが、コットンの性質上、火に強いのも特徴です。
焚き火の小さい火の粉では穴が空くことはほぼありません。
結露しにくい
コットン自体には水分を吸収するという性質があります。
そのため結露を抑えることができます。
耐火性があり結露もしにくいので、キャンパーの中では「鍋の出来るテント」とも呼ばれることがあります。
乾きにくくカビが生えやすい
上でもご紹介した通り、コットンは水分を吸収します。
生地自体が水分を含んでしまうのでとても乾きにくいです。
乾きにくいということは湿った状態が長く続くのでカビも生えやすくなってしまいます。
重量がある
化学繊維のテントに比べてコットンテントは生地が分厚いのでとても重いです。
雨に濡れるなどで濡れてしまうと、生地が水分を吸収してしまうので通常の倍ほどまでに重くなります。
最近は女性のソロキャンプでも簡単に設営出来るコットンテントもあるようですが、それでも濡れるととても重くなります。
価格が高い
コットンが天然素材のため、材料の部分で値段が高くなってしまいます。
最近は比較的低価格なコットンテントもありますが、それでも化学繊維のテントに比べて高価格になります。
価格が高い分、しっかりメンテナンスして長く使いたいですよね。
コットンテントのメンテナンスはこうしよう!
ではコットンテントはどのようにメンテナンスをすればいいのでしょうか?
ここではメンテナンス方法をご紹介します。
素早く、そして完全に乾かす
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上でもご紹介した通り、コットンはかなりの重量になってしまうほど水分を吸収します。
水分はカビ発生の大きな原因になります。
少しでも水分を含んだ時間を短くする為に、テント撤収の前に乾燥させるようにしましょう。
雨が降っていたり撤収前の乾燥が難しい場合は、自宅に帰ってからすぐに干すようにしましょう。
濡れたコットンテントは2日以上放置するのはNGです。
雑菌が発生し、洗濯物の生乾きのような臭いがテントについてしまいます。
また、テント生地にカビが発生してしまう原因になりますよ。
乾燥のコツ
コットン生地の衣類と同様、生地同士がくっつくと乾くのが遅くなります。
出来るだけくっつかないように広げて乾燥させましょう。
庭や公園で設営して乾燥させるのがオススメです。
干す場所がない場合は浴室乾燥機のあるお風呂場や、室内に広げてサーキュレーターや扇風機を当てて素早く乾燥させましょう。
友人によると、室内干しで扇風機1台とサーキュレーター2台をフル稼働して完全に乾燥させるのに4~5時間かかったそうですよ。
直射日光に当てて乾燥させるのはテント生地を痛めるので避けましょう。
コットンテントの室内干しの際には衣類乾燥機能とサーキュレーターが一緒になっているこちらの商品がオススメです。
除湿機能もついているので乾燥時間が短くなっていいですよね。
私もサーキュレーターは使用していますが、SNSでこちらの商品をみてかなり興味があります。
テントの乾燥にも普段使いにもかなり便利ですよね。
綺麗に汚れを落とす
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テントを張るとついてしまうのが汚れですよね。
汚れは見た目が悪くなるだけでなく、臭いやカビの原因となってしまいます。
収納前には汚れはしっかり落とすようにしましょう。
- しっかり乾燥させ、手ではたき落とすか柔らかいブラシで軽くこすりましょう。
- それで落ちない場合は濡らして固く絞った雑巾で優しく拭き取りましょう。
雑巾で拭き取った後は乾燥させるのを忘れずに!
強くこすると撥水加工が落ちてしまうので気を付けましょう。
また綺麗な状態を長く保つために収納前には全体的にほこりを落とすようにしましょう。
ほこりを落とすにはハンディモップのような柔らかい素材のものを使用しましょう。
ほこりと一緒に花粉も落とせますよ。
こちらは見た目もお洒落ですし、取り替えスペアも販売されていて繰り返し使えます。
キャンプ場ではテント内の掃除に使い捨てのものを使っていらっしゃる方もいますが、薬剤が入っているものもあるので心配でした。
このようなモップ糸のみの製品でしたらテント生地にも安心ですよね。
撥水剤を使う
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コットン自体には、水分を含むと繊維の間に水の膜を張って水分をそれ以上侵入しないようにする防水機能があります。
そのうえでコットンテントの表面には、水を弾く撥水加工が施されています。
ですのでコットン生地ではありますがテントに雨が入ってこないんです。
ただこの撥水加工は、生地がこすれたり長年使っているとどうしても落ちてしまいます。
撥水機能が落ちてきたなと感じたら市販の撥水剤を使うのもアリですよ。
こちらは水に薄めて使用するので経済的です。
コットン生地用の撥水剤ですので安心ですよね。
口コミを見ていると臭いが少し気になるようですが、撥水効果は抜群のようですよ。
コットンテントはメンテナンス次第で超コスパのいいテントになる?:まとめ
コットンテントは正しくメンテナンスをすればかなり長い間使うことが出来ます。
メンテナンス方法だけを見てみるととてもシンプルですよね。
ただスピーディーに、そしてきちんとメンテナンスをすることがとても大切です。
少し気を付けて、手をかけてあげると決して取り扱いは難しくありません。
次に購入するテントや2つめのサブテントとして、コットンテントを検討してみてはいかがでしょうか。
私も映えるコットンテントの購入を前向きに考えたいと思います。
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