そんな疑問にお答えします。春は気温が上がって来るとともに、虫たちも動き出す季節です。
特に山にキャンプに行く場合には、厄介な虫が大量に発生していることもあります。
今回は特に注意したい虫や対処法についてお伝えします。
夏は虫が活発に行動するイメージですが、実は冬眠から目覚めた虫たちは春キャンプの季節には動き出しています。
普段私たちが住んでいるような市街地ではあまり見かけなくとも、山林や川辺などにはたくさんの虫が生息しています。
そんな虫たちの中には、キャンプをするときに出てこられると、人間にとって厄介な存在になります。
ぜひ虫対策を徹底して、楽しく安全な春キャンプにしましょうね。
春キャンプに虫対策は必要?
結論からお伝えすると春キャンプの虫対策は必要です。
冒頭でもお伝えしましたが、春は冬の間眠っていた虫達も気温の上昇と共に動き出してきます。
人間に害のない虫ならば良いですが、蚊や蜂など人間にとって厄介な虫も多く発生します。
山ならばなおさら市街地では見ないような虫が発生しています。
せっかくの楽しい春キャンプ、楽しく安全に過ごしたいですよね。
できる範囲での虫対策で、虫を寄せ付けないことが重要です。
私も春キャンプで虫に困ったことがありました。
全く虫のことを気にしていなかったので、まさかこんなにも虫対策が必要だったとは考えもしませんでした。
今回は私の経験も踏まえて参考にしていただけると嬉しいです。
春キャンプで遭遇する虫
主に春のキャンプで邪険にされている虫達は
- 蚊
- ブヨ
- マダニ
- ムカデ
- 蜂
などです。
それではそれぞれの虫がどんな虫なのか、特徴ともし刺されてしまった時の対処法をお伝えします。
蚊
よく夏に飛んでいるイメージの蚊ですが、気温が上がってあったかくなってきた春先にも現れます。大体20℃前後で行動を始めると言われています。
水溜りや流れが緩やかな川辺などに発生します。
刺されると痒みを伴い腫れます。刺された場合は市販の虫刺されに薬を塗ったり、冷やすと痒みが治まることがあるので流水で冷やすのもオススメです。
私はよくテントの出入り口を開けたまま作業してしまい、寝るときに耳元で蚊の飛ぶ音がして眠れないことがありました。
夜中も何度も目が覚め、全身蚊に刺されてかゆくて仕方がなかったなんてことになります。
蚊の侵入を防ぐためにもテントの出入り口の開け閉めは素早く行いましょうね。
ブヨ
ブヨは春から夏にかけて生息する虫です。水辺付近の草むらに発生します。
人間に噛みついて血を吸うので痒みも腫れも蚊に比べて強くなります。
私も何度も噛まれたことがありますがしつこい痒みと、噛まれた場所が熱をもってパンパンに腫れ上がりました。
一瞬で蚊ではないと分かるくらいの強烈な痒みと腫れ方で、数日間痒くて仕方がありませんでした。
対処法としては流水で患部を綺麗に洗い流し、痒みが強い場合は保冷剤などで冷やすと少し落ち着きます。
膿んでしまったり痒みや腫れがひどい場合には病院へ行きましょう。
マダニ
皆さんもマダニという名前を一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
マダニはとても厄介な寄生虫で、特に草むらを好みます。
マダニの厄介なところは、症状が出るまでに潜伏期間があり、発熱や赤い斑点が噛まれた周囲に広がります。
特に注意したいのが、感染症です。重症化して最悪死につながる場合があります。
対処法としては、マダニは無理に引っ張って取ろうとすると体の一部が人間の皮膚に残ったままになってしまうため無理に引き離さず、皮膚科にかかりましょう。
自己判断はとても危険です。
ムカデ
ムカデは足をたくさん持ち暖かい場所やジメジメした場所を好みます。
ムカデに噛まれると激痛を感じ、患部が腫れてきます。
基本的には臆病な性格ですが、何かの拍子に踏んでしまったり、払よけた拍子に攻撃されてしまうこともあります。
テントの中や靴の中にも侵入してくるので注意が必要です。
対処法としてはまず流水で刺された部分をよく洗い流します。ムカデには毒があるため、搾り出すようによく洗って下さい。
そして市販の抗ヒスタミン軟膏などを塗りましょう。
しかし、ムカデによって毒性の強さは変わるので、お医者さんに見てもらうことをお勧めします。
蜂
蜂は誰もが恐れる存在ですが、ほとんどの種類の蜂は、何もしなければ自ら攻撃してくることはありません。
ですがスズメバチは特に攻撃性が非常に高く、刺されると激しい痛みと腫れが起こります。
また、蜂は2回目以降刺された場合にはアナフィラキシーショックを起こすことがあります。
対処法としてはポイズンリムーバーで毒を吸い出して流水でよく洗ってから早めに病院を受診してください。
放置すると後から体調がおかしくなってしまうことがあります。
私は昔蜂に刺されたことがあり、痛みと腫れがひどく大変な思いをしました。
そのときは何もわからず蜂の殺虫スプレーをかけたところ、巣を攻撃されたと思った蜂の大群が襲ってきました。
いくら殺虫スプレーでも大量の蜂を一気に殺すことは不可能です。
なのでハチの巣を見つけても殺虫スプレーをかけずに、近寄らず静かに離れましょう。
私は万が一蜂に刺されてしまうとアナフィラキシーショックを起こす可能性が高くなるので、病院でエピペンというアドレナリンの自己注射を処方してもらっています。
エピペンがあるとショック状態になったとき、救急車が来るまでの時間を少しでも稼ぐことができるので、お守り代わりとして持ち歩いています。
もし以前蜂に刺されたことがあり心配な方は病院に相談してみるのも良いですね。
対策と対処法
どの虫の対策として共通するのが、長袖長ズボンなど肌の露出を避けることです。
虫によっては汗や体温を感じ取ってよってくる虫もいます。肌の露出を避けることで、噛まれたり、刺されたりすることが少なくなります。
サンダルは絶対にお勧めしません。足元は虫が寄ってきやすいので長い靴下を履いて、さらに長いズボンをはきましょう。
また虫除けスプレーや蚊取り線香など虫を寄せ付けない工夫も必要です。
最近ではアロマの香りで虫除け効果があるものなど、女性にも嬉しい商品が多数出ています。
アロマの香りを楽しみつつ虫除け効果もあったら一石二鳥ですね。
草むらには虫がたくさん生息しているのでむやみに近寄らないようにしましょう。
蜂や蚊、ブヨなどは濃い色の服を好むので、できるだけ薄くて明るい色の服を身につけましょう。
多少荷物になりますが、折りたたみができる網を持っていると便利です。
テントの中に虫が入ってしまっても、虫に触ることなく外に逃がすことができます。
ポイズンリムーバーはネットでも簡単に手に入るので、一つ持っていて損はしないと思います。
そして注意してほしいポイントは、靴を履くときは絶対に靴の中を確認しましょう。
靴の中にムカデがいたという話は結構多いのです。
また万が一虫に噛まれてしまった、刺されてしまった場合は、掻いたり、擦ったりせず病院へ行きましょう。
病院に行くまでにポイズンリムーバーを使って処理するのも良いですが、毒が吸い出し切れていなかったりということもあります。
あくまで応急処置として考えましょう。
保冷材など冷やせるものがあれば、かゆみや腫れを多少落ち着かせることができます。
特に毒性が強い虫は症状が重かったり長引いたりしますので、自己判断せずお医者さんに見てもらいましょう。
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またこちらの記事では春キャンプのコーディネートについて書かれていますので是非参考にしてみてください。
まとめ
春キャンプは気温も上がってくるため冬眠から目覚めた虫たちも行動し始める季節です。
まずは肌の露出を避けて、少しでも虫が直接接触しないように心がけましょう。
またアロマや虫よけスプレーなどで寄せ付けない、草むらや虫が多くいるところに近づかないようにしましょう。
虫取り網やポイズンリムーバーを携帯するといざというときに便利です。
もし虫に刺されたり噛まれたりした場合はポイズンリムーバーで毒を吸い出し、流水で洗って病院に行きましょう。
ちょっと刺されただけだから、キャンプが終わってから病院に行けばいいやなど自己判断は危険なのでやめましょう。
特に毒性が強い虫はあっという間に体調が急変することがあります。
感染症をもたらす場合もあるのでもし刺されたりかまれてしまったら、早めに受診してくださいね。
正しい虫対策をして、万が一のアクシデントにも対応できるように応急処置として対処法を知っておくと良いですね。
虫対策をして楽しい春キャンプにしましょう。
下の記事でも虫対策について乗っているので是非参考にしてみてください。
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