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前のようにしっかり水を弾くように出来る?
そんな悩みにお答えします。
テントを使用していると、
- テントが水を弾かなくなった
- テントが何となく前より重い
- 乾燥に時間がかかるようになった
と感じるようなことはありませんか?
その原因はテントの防水性が落ちてしまっているからです。
防水性が落ちてしまうとテント内への水漏れや乾燥に時間がかかり、カビが生える原因になってしまいます。
私の友人は水が弾かなくなったなと思いながらテントを使っていると、テントの中にポタポタと水が入るようになった事があるそうです。
私はその話を聞いてからはしっかりとメンテナンスして防水性を保つようにしています。
防水性を保つ、または復活させるメンテナンスとしては
①撥水加工を復活させる防水剤を使用する
②防水コーティングを回復させる防水剤を使用する
という方法があります。
テント用の防水剤はアウトドア用品店やインターネットでも沢山販売されていますよ。
今回は①撥水加工を復活させる防水剤について、種類やオススメのものをご紹介していきます。
テントメンテナンスの流れはこちらをチェック
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キャンプ後のテントはお手入れを!メンテナンス方法をご紹介!
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目次
テントの防水と撥水の違いって何?
テントには一般的に撥水加工と防水コーティングが施されています。
撥水と防水の違いはご存じでしょうか?
私もはっきり分かっていなかったので改めて確認してみました!
撥水とは?
生地の表面を水が弾いて転がる状態。
一般的にテントの場合は表側に撥水加工が施されている。
防水とは?
生地の裏側まで水を通さない事。
一般的にテントの場合は裏側に防水コーティングが施されている。
似たような感じですが、水を弾くのか水を通さないのかという機能的な違いがあります。
アウトドア用や日常生活用に販売されている防水剤は、実は撥水剤であることが多いです。
ですので、防水剤を使用することでテント表面の撥水加工を復活させる事が出来ます。
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注意
テント裏面に施されている防水コーティングについては経年劣化により落ちていきます。
防水コーティングが落ちるとベタつきや臭いが発生してしまいます。(加水分解といいます)
そうなってしまうとテント自体の寿命の可能性があります。
テント裏面に塗って防水コーティングを復活させる防水剤も販売されています。
しかし、テント生地をさらに痛めてしまう原因になる可能性もあります。
ご使用の際は充分ご注意ください。
メンテナンスに使う防水剤には種類がある!
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防水剤を選ぼうとしても沢山あって、何が違うのか分からないという方もいらっしゃると思います。
防水剤には大きく分けて2種類あります。
その違いを確認しましょう。
①フッ素系
メリット
フッ素性樹脂自体が水や油になじみにくく、繊維について撥水効果を発揮する。
水分だけでなく、油分も弾く効果がある。
通気性があり、防水透湿素材にも使える。
デメリット
フッ素系樹脂が繊維に付いているだけなので、擦れや汚れの付着で効果が落ちやすい。
原料が高く、値段が高め。
主成分はフッ素樹脂です。
値段が高いのに関わらず、効果の持続性が弱いのでコスパはあまりよくないですね。
幅広い素材に使用可能な点はいいところですね。
②シリコン系
メリット
繊維の表面を膜で覆い、水を弾いて撥水効果を発揮する。
接触面積が大きいので、フッ素系に比べて持続性がある。
値段はフッ素系より安い。
デメリット
油成分が含まれており、生地が白くなったり変色する可能性がある。
生地を覆ってしまうので通気性が悪くなる。
シリコン系自体が油性なので、油分は弾けない。
主成分は撥水性シリコン樹脂です。
通気性がある製品などには使用できないことがあります。
しかし最近はシリコン系でも通気性を保つことが出来たり、生地の変色を押さえるものもあるようです。
必ずお持ちのテントに使用可能な撥水材かを確認をするようにしましょう。
防水剤を使う注意点は?
防水剤を使う際は注意することがいくつかあります。
気を付けないと撥水効果を充分に発揮することが出来ません。
使用の際は次の点に気を付けて下さい。
汚れを落としてから使う
テントに汚れが付着したままだと防水剤の効果は発揮できません。
必ず汚れを落とし、完全にテントが乾いてから使用しましょう。
防水剤を完全に乾かす
防水剤が完全に乾燥する前に雨や結露で濡れてしまうと撥水効果が弱くなります。
必ずテントを使用する前には完全に乾かしておきましょう。
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屋外の風通しの良いところで使う
特にスプレータイプのものは必ず屋外で使用しましょう。
テントから30センチほど離れて、風上からスプレーしてください。
吸い込んでしまうと呼吸器系の健康被害に繋がる恐れがあります。
特にお子さんやペットが吸い込んでしまうとリスクが高くなるので気を付けて下さい。
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いきなり全体にスプレーしない
テント生地との相性によってはシミや色落ちの可能性もあります。
目立たない場所でテストしてから全体に使用するようにしましょう。
テントのメンテナンスにおすすめの防水剤5選!
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実際どの防水剤がオススメですか?
防水剤はアウトドア用品店やインターネットで販売されています。
手軽に出来るスプレータイプとムラが少なくより効果が持続する刷毛塗りタイプとあります。
たくさんあって選ぶのが大変!という方にために、こちらではオススメの防水剤を紹介します。
フッ素系防水剤①【ロゴス 強力防水スプレー】
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通気性に優れており、透湿性素材にも使用可能。
内容量は約420mlで大型ドームテント約1張分使用可能です。
スプレータイプなので簡単にお手入れできます。
テント以外に傘やかばんなどにも使用出来るので、私は常備しています。
撥水効果はバッチリですよ。
フッ素系防水剤②【テムポ化学 テント用強力防水液パラウエット】
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こちらは刷毛で塗る防水液です。
こちらは内容量1Lで約4×4㎡に使用可能です。
他にも3.5Lや18Lという大容量もありますよ。
刷毛で塗るのが少し面倒なのがデメリットですね。
フッ素系防水剤③【アライテント 塗る撥水剤】
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こちらはついてくるスポンジにつけて塗るタイプです。
内容量は100mlです。
同じ容量のスプレータイプの約10倍の面積に使えます。
コスパはとてもいいですよね。
友人が使用していますが、撥水効果はバッチリとのことです。
シリコン系防水剤①【キャンプスタッグ テント用防水スプレー】
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強力な撥水効果があり、汚れを付きにくくします。
内容量は約300mlでテントやタープの縫い目の防水にもオススメです。
シリコン系ながら通気性を損なわないという特徴が魅力的ですね。
シリコン系防水剤②【ラストオリウム ネバーウェットネオ】
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アメリカ製の超撥水技術で防水・防汚してくれるスプレーです。
内容量は325ml。
ポリマー成分が繊維の表面に浸透し、保護バリアを作って水滴や汚れを滑り落とします。
クリアタイプのスプレーで変色しないという特徴がとてもいいですよね。
臭いが結構きついという事と、スプレー本体の性能があまりよくないという口コミを見かけましたので注意が必要です。
テントのメンテナンスで防水効果が復活?!その方法をご紹介!:まとめ
ほとんどのテントは撥水加工や防水コーティングをされた状態で販売されています。
しかし残念ながらその効果は時間とともに落ちてしまうものです。
テント生地劣化の最大の原因は水分と汚れです。
生地の劣化は止めることは出来ませんが、自分のメンテナンス次第でスピードを遅くすることができます。
寒い時期はテントを使用しないという方は、完全に片付けてしまう前にテントをしっかり乾燥させて防水剤を使用しておくのもオススメです。
今まで使用した事がない方は手間に感じるかもしれませんが、愛用のテントのためにぜひ防水剤を使用してメンテナンスしましょう。