写真撮影や登山後の温泉、美味しいお店探しに、遭難した時の連絡手段に何かと使用するスマートフォン、同じくらい必須アイテムは充電できるモバイルバッテリーです。
そんなモバイルバッテリーですが、重くて持ち運びが大変だったとか、バッテリーの劣化が意外と早いと思うことはありませんか?
私も、山登り以外でスマートフォンとモバイルバッテリーを持って行くのですが、よく使用するせいなのか、思っていたより、充電回数が少なかったと感じることがよくあります。
今回は、そんなモバイルバッテリーを、なるべく長持ちさせるための注意点、登山日数に合わせて、おすすめのモバイルバッテリーを紹介します。
目次
モバイルバッテリー選びに重要なポイント3点と番外編
登山に持って行くアイテムは、モバイルバッテリーだけではなく、食糧や泊まりの場合はテントなど、たくさん持ち運ばなければいけません。
なので、1つ1つのアイテムは小さく軽くしたいもの、そこでこちらでは、普段使いでは気にしなくても、いざ登山に持って行ったら意外と重かった、モバイルバッテリーについての選び方を、お伝えします。
登山の日程に合わせてバッテリー容量を変える
モバイルバッテリーの容量はmAhという単位が使用されており、当然、数値が大きいものほど充電できる容量も多くなります。
下記が、これくらいあればバッテリー切れという事態が起こることは少ないので目安にしてください。
- 日帰り:3,000~6,000mAh程度
- 1~2泊:6,000~10,000mAh程度
しかし、注意して欲しい点があります。モバイルバッテリーからスマートフォンに充電される際に、電圧返還が行われるため2~3割ロスが必ず発生してしまいます。その点だけ気をつけましょう。
充電の速さ
きれいな景色を撮りたいのに、なかなか充電がたまらなくて、イライラしたことありませんか?アウトドアに限らず、充電のスピードは非常に重要です。
電流が流れる量は、A(アンペア)と電圧のV(ボルト)で、その値が大きくなるほどスピーディに充電ができます。5V/2A以上であれば、快適に使用できるでしょう。
ご自分が持っているスマートフォンは、急速充電に対応している物かどうか、確認してみましょう。
コンパクトな物を
どうしても荷物が多くなりがちな登山では、個々の荷物を軽い物にすることは大切なポイントです。そこで、モバイルバッテリーは最優先でコンパクトな物を選んだほうがいいでしょう。
しかし、バッテリー容量が大きいものほど、本体も重くなってしまうので、登山の日程に合わせて重さを選んだほうがおすすめです。
- 日帰りでは容量が少なめでも問題ない
- 1泊2日は多めの容量を持って行ったほうがいい
200g以下の物であれば、充電しながら持ち歩けるので、楽に持ち運べる重さを考慮して選びましょう。
番外編:モバイルバッテリーの劣化を遅くする方法
私も気になって調べたのですが「一般常識でこうでしょ」と思っていたことが、実はバッテリーの劣化を早めてしまうものだったのです!
ポイント
モバイルバッテリーの劣化を早めてしまう原因、それは、100%満充電してしまうことなのです。満充電してしまうと、余計な電圧がかかってしまい、劣化が早くなってしまいます。なので80%の充電でやめておきましょう。
登山時の充電、こんな失敗はしないようにしましょう
生活に欠かせない物の1つスマートフォン、もはや命の次に大切といっても過言ではないくらいのアイテムです。
しかし人間悲しいかな、どうしても見落としてしまうところがある生き物です。
そこで今回は、これまで私がやらかした失敗をお伝えします。反面教師だと思って気をつけましょう。
モバイルバッテリーを忘れる
スマートフォンは持ってきても、肝心のモバイルバッテリーを忘れたら、充電ができなくなってしまいます。
日帰り登山はギリギリ持ちますが、泊りがけの登山で、忘れたときの絶望感は恐ろしいものがあります。
皆さんも、モバイルバッテリーはスマートフォンとセットで、忘れないように注意しましょう。
ケーブルを忘れる
これもよくやらかします。せっかくスマートフォンとモバイルバッテリー2つ持ってきたのに肝心のケーブルを、忘れたときの絶望感は味わいたくないのに、何度も持って行くのを忘れてしまうというね…。
3点セットで確認を怠らないように気をつけましょう。
ケーブルの断線
切れているのに気が付かないで持ってきてしまったとか、荷物の重みで断線してしまったとか、色々な原因が重なって、断線してしまったという人をよく聞きます。
ポイント
こうならないために、ケーブルを複数本とモバイルバッテリーをジップロックにまとめて入れておけば、リュックサックの中で探さなくても、すぐ見つかります。
登山におすすめモバイルバッテリー
では、お待ちかね登山におすすめのモバイルバッテリーをご紹介します。
どれも持ち運びに苦労しないアイテムを紹介してます。
日帰り用と1泊2日用に分けて紹介しているので、用途に合わせてご用意ください。
Anker PowerCore+mini
- 容量:3,350mAh
- 重量80g
形状がスティックタイプなので、ポケットに入れてもかさばらない大きさのため、歩きながら充電も出来ます。
メーカー独自技術のおかげで3~4時間で満タンになるフルスピード充電が可能です。
色もブラック以外に、ゴールドやピンク、ブルーもあり男女問わず、人気なモバイルバッテリーです。
重さも軽く、容量も3,350mAhなので日帰り登山におすすめです。
Anker PowerCore Fusion 5000
- 容量5000mAh
- 重量189g
2ポートUSBが付いているので、万が一仲間がモバイルバッテリーを忘れたとき一緒に使用することができます。
コンセントプラグが付いているので、充電器としても機能できます。
ただし、温泉施設などで充電する場合、充電させてくれるかどうか確認してからにしましょう。
注意
前、勝手に充電したとき温泉施設のスタッフに注意されたことがあって、調べたら施設の電力はそこの会社の資産なので、電気窃盗になってしまいます。
今思えば、注意されただけで本当によかったと思っています…。
MOXNICE モバイルバッテリーケーブル内臓
- 容量10,000mAh
- 重量290g
ケーブルが内蔵されているので、ケーブル忘れで充電できないという事態にならないし、リュックサックの中を探すストレスもなくなる嬉しい一品です。
大きさもトランプ程度と小さく、楽に持ち運べるモバイルバッテリーです。
1泊2日の登山におすすめなアイテムとなっております。
Anker PowerCore Fusion 10000
- 容量10000mAh
- 重量180g
サイズは大きいほうですが、高い容量を持ってこの重さは世界最小・最軽量といっても過言ではないでしょう。
縦走登山で、複数回充電が必要な場合はこれくらいの容量があったほうが万が一のためにもおすすめです。
登山に必須のモバイルバッテリー!楽に持ち運べる秘訣とは:まとめ
- モバイルバッテリー選びに重要なポイント3点と番外編
- 登山時の充電、こんな失敗はしないようにしましょう
- 登山におすすめモバイルバッテリー
生活に切っても切れないスマートフォン、それとセットでモバイルバッテリーも必要不可欠なアイテムとなっています。
ですが身近すぎる故に、モバイルバッテリーやケーブルを忘れたり、容量不足で充電できなかったりと私も、そんな失敗をよくやらかしてしまいます。
そんな失敗が起らないように前日にはよく確認すること。
モバイルバッテリーも工夫次第で荷物がかさばらず、楽に持ち運べるので皆さんもこれを機に、見直してみてはいかがでしょうか。