それでいて、簡単につくれちゃうものないかしら?
そんな疑問にお答えします。
「キャンプ飯」と聞くと、豪快でみんなが盛り上がるようなものを思い浮かべる人が多いと思います。
かく言う私もその一人。BBQやステーキといったメニューばかりが頭の中に浮かびます。
でも、たまにはワインを片手におしゃれなキャンプ飯も良いと思いませんか?
静かな満天の星空のもと、焚き火を囲んでゆっくり味わう大人の至福の時間。
そんなシーンにおしゃれで簡単な料理があれば最高です。
お酒に合う、簡単でおしゃれな料理は色々ありますが、私が一押しするのは「アヒージョ」。
今回は、万能ギアとしてお馴染みのメスティンを使ったアヒージョレシピをご紹介します。
大人はもちろん、子供も大好きな味ですよ。
目次
メスティンとは?
メスティンはアルミ製の飯盒のことです。熱伝導率が高く、軽いのでキャンプにはうってつけのクッカーです。
さらにメスティンは、「焼く、煮る、蒸す、揚げる」など様々なシチュエーションに使えます。いわゆる万能ギアです。
このメスティン、見た目もシンプルでとってもかっこいいので、多くのキャンパーが一つは持っているアイテムです。
最近はお弁当の容器としての需要もあるそうです。
新品のメスティンは、そのまますぐに使うことができません。
「シーズニング」や「バリ取り」という前処理が必要になります。
種類によっては不要なものもあるので、説明書をしっかり読んでくださいね。
シーズニング、バリ取りについてはこちら。
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アヒージョって?
アヒージョはスペイン南部発祥の料理で、にんにくとオリーブオイルで野菜や魚介を煮込んだ料理のことです。
本場ではバゲットだけではなく、チュロスをつけて食べたりもします。
最近スペインバルを街中でよく見かけるようになりましたよね。それに伴って、アヒージョという料理も一般的に知られるようになりました。
このアヒージョ。さまざまな具材の旨味がぎゅっと詰め込まれたオイルを味わう料理とされています。
ついつい中に入っている具材のみを食べてしまいますが、それではアヒージョの醍醐味を味わえていません。
ハードなパンに染み渡る具材の旨味をたっぷり含んだオイル。鼻に抜けるにんにくの香りがたまりませんよね。
私もアヒージョが大好きです。簡単なので、家でもよく作ります。
簡単なのに失敗することもなく、おしゃれに見えるアヒージョは女子会でも大活躍。
そんなアヒージョをキャンプで出せば、一気におしゃれ度が増しますよ。
メスティン で作るアヒージョレシピ
ここからは簡単に作れるアヒージョのレシピをご紹介。
アヒージョはどのような食材とも合うので、自分で色々アレンジしてみても楽しいですよ。
これから厳選したレシピをご紹介しますが、前提として用意しておくべきものはこちらです。
- メスティン
- オリーブオイル
- ニンニク・鷹の爪
- 入れたい食材
- ローズマリー(無くても可)
- 調味料(塩・コショウ等)
- 熱源(シングルバーナー・焚き火等)
牡蠣とカマンベールのメスティンアヒージョ
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メモ
ー材料ー
- 牡蠣6個
- カマンベールチーズ 1個
- オリーブオイル 200ml
- にんにく 2片
- 輪切りとうがらし 適量
- 塩 適量
- ブラックペッパー、パセリ お好みで
ー作り方ー
- 牡蠣は塩水で軽く揉み洗いする。その後、流水で塩水を洗い流し、キッチンペーパーで水気を取る。
- カマンベールは8等分、にんにくはみじん切りか輪切りにしておく。
- メスティンにオリーブオイルとにんにく、輪切りとうがらし、塩を入れて中火にかける。
- にんにくの香りが出て来たら、弱火にして牡蠣を入れ、5分ほど煮込む。
- 仕上げにお好みでブラックペッパーやパセリをかけて完成。
カマンベールまるごと使っちゃうなんて、なんて贅沢なアヒージョ。
牡蠣の旨味が出たオイルとカマンベールの芳醇なうまみがマッチして、お酒が止まりません。
あぁ、書いているだけでよだれが出そう。
きのこのアヒージョ
引用:トランギア公式HP
メモ
ー材料ー
- にんにく 2片
- オリーブオイル 130ml
- アンチョビ 4切れ
- お好みのきのこ メスティンに入るくらい
- ブラックペッパー 適量
- パセリ 適量
ー作り方ー
- にんにくの皮をむき、包丁で押しつぶす。
- メスティンに 1 とオリーブオイル、アンチョビを入れ弱火にかける。
(ニンニクを焦がさないように!) - アンチョビをほぐし、にんにくの香りが立ってきたら、きのこを加えて軽く混ぜ合わせ、中火で4分ほど煮込む。
- 粗びき黒こしょうをかけ、イタリアンパセリを散らす。
- お好みで、食べるときにレモンを軽く絞る。
アヒージョといえば、きのこは欠かせませんよね。きのこから出る出汁とアンチョビの旨味。アンチョビ自身が塩辛いので、それだけで味が整います。
小さなお子さんがいる場合は、アンチョビを少なめにして、後で味を見ながら塩で整えてもいいかもしれません。
エビとマッシュルームのアヒージョ
メモ
ー材料ー
- むきえび 10尾
- マッシュルーム 6個
- アスパラガス 1本
- プチトマト 6個
- にんにく 2片
- 鷹の爪 1本
- オリーブオイル 適量
- 塩 適量
ー作り方ー
- アスパラガスは一口大に、にんにくはスライスにしておく。
- メスティンの蓋にオリーブオイルを全体が浸る程度入れる。
- にんにくと鷹の爪を入れ、弱火にかける。
- にんにくの香りが立ったら、エビ、アスパラガス、マッシュルーム、プチトマトを入れてさらに煮込む。
- 全体に火が通ったら、塩で味を整えて完成。
メインのエビとマッシュルームも美味しいのですが、アスパラとトマトの緑と赤が映えるこちらのレシピ。
味ももちろん美味しい。アスパラはあらかじめ、茹でる・レンジでチンしておくなどで火を通しておくと、時短になっていいと思いますよ。
このアヒージョはメスティンの蓋を使ったレシピ。そうです、「蓋」です。メスティンの蓋はフライパン替わりに使うこともできるんですよ。
そうすれば、本体で別の料理を作ることもできます。画期的。
アヒージョソースを使ったペペロンチーノ
メモ
ー材料ー
- パスタ 100g
- 水 400cc
- 余ったアヒージョソース
- お好みで具材 適量
- 塩・胡椒 適量
- パセリ 適量
ー作り方ー
- パスタはあらかじめ、ジッパーに入れ、水に浸しておく。この状態で2~6時間浸水させる。
- メスティンにジッパーに入れておいたパスタを入れ、中火にかける。(この時、具材があれば一緒に茹でる)
- 水がなくなってきたら、アヒージョソースを入れ全体に絡ませる。
- 塩・胡椒で味を整え、パセリをかけて完成。
こちらは締めにピッタリなレシピ。アヒージョをして、余ったオイルを有効活用できます。
通常のペペロンチーノより具材の旨味が詰まったアヒージョソースを使うことで、さらに深い味わいのするパスタが味わえます。
ここでは水漬けパスタで作る方法をご紹介しましたが、乾燥パスタを使ってもOK。
メスティンでパスタを作る方法はこちらの記事で詳しくご紹介しています。
メスティンの蓋をフライパンとして使う?
先ほど「エビとマッシュルームのアヒージョ」レシピでご紹介したように、メスティン の蓋はフライパンとして使用することもできます。
しかし、単に蓋を使用するだけだと取手がないので不便。
そこで便利なのが、別で売られているハンドルを使用する方法。
「エビとマッシュルームのアヒージョ」のレシピを教えてくれたたけだバーベキューさんもハンドルを使用されていましたよね。
こちらでは、トランギアが発売している二種類のハンドルをご紹介します。
アルミハンドル
引用・楽天市場
少しゴツく見えるこのハンドル。しかし、本体に肉抜き加工がされているので、見た目ほど重さは感じません。
しっかり鍋をホールドしてくれるので、重めの鍋でも大丈夫です。メスティンに入るくらいの大きさなので、かさばることなく収納できます。
ただし、掴んだ鍋側に少し傷が残ってしまうことも。それさえ容認できれば、一つ持っていても良いと思いますよ。
ミニハンドル
引用:楽天市場
こちらもトランギアから発売されている、ミニハンドル。先ほどご紹介したアルミハンドルよりもシンプルな作り。
大きなピンセットみたいですよね。少し大丈夫か?と不安になりそうです。
ですが、実際使ってみると、しっかりと掴めて安定性はOK。少し重めの具材を乗せていても大丈夫でした。
そしてメスティンに入れても邪魔にならないくらいコンパクトなので、持ち運びも便利。メスティンのみに使うのであれば、こちらのハンドルで十分じゃないかなと思います。
アヒージョで食べるバケットも忘れずに
アヒージョと合わせて用意しておくべきはバケット!これがあって初めてアヒージョと呼べるのではないでしょうか?笑
そんなバケットにバターを塗って焼くのに最適なギアはこちら。
ドラマでも使われていたこちらのギア。
キャンプで使ってみたんですが、洗いやすく使いやすくて後片付けを考えてもおすすめ。
メスティンでアヒージョを作ろう!様々な具材を使ったレシピも紹介:まとめ
- 様々な具材を使って、簡単にアヒージョが作れる。
- 締めはアヒージョソースを使ったパスタがオススメ。
- ハンドルを使えばメスティンの蓋でも調理可能。
さっそくアヒージョ食べたくなってきましたね。アヒージョのお供にホットサンドメーカーで作るトーストもオススメですよ。
お家でも、キャンプでも、簡単で美味しいアヒージョを作ってみてくださいね。
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