そんな疑問にお応えします。
寒い時期のキャンプにあったら嬉しいギアといえばストーブですよね。
しかし電気物は電源サイトや発電機の持参が必要ですから必然的に荷物が増えてしまいます。
そこで行きこそ荷物は多いですが、帰りには薪という荷物が減る薪ストーブを使うのもありです。
今回はサバティカルから販売されている薪ストーブが使えるテントを紹介します。
キャンプで薪ストーブを使いたい方
サバティカルブランドに興味がある方はぜひご覧ください。
目次
薪ストーブの魅力と注意点
薪ストーブはキャンプで使える暖房器具の中でも暖房効果が高く、暖かく過ごす事ができます。
また薪ストーブを使って料理できるレシピもあるのでキャンプでの料理のバリエーションが広がります。
焚き火もそうですが炎には癒し効果もあります。
ちなみに私が初めて薪ストーブを見たのは小学生の時でした。
海岸沿いの親戚の家でタコを茹でてました。
以前宿泊したログハウスにも薪ストーブがありました。
エアコンも付いていましたが薪ストーブだけで部屋全体がとても暖かかったです。
しっかり暖かい薪ストーブですが、気をつけなければならない事もあります。
薪ストーブのメリット
①暖房性能が高い
②薪ストーブの種類によって煮炊きでき、料理のバリエーションが増える
③炎の揺らぎに癒される
換気をする
薪を燃やすためには酸素が必要です。
テント内を閉め切って使用していると酸素がなくなり酸欠状態になってしまいます。
換気しないで使用し続けると酸素濃度が低下し、不完全燃焼。
そして一酸化炭素中毒になってしまいます。
ですから換気は必要不可欠です。
ましてや家族キャンプの場合は特に注意が必要です。
大人が違和感を感じ始めた時にはすでに子どもは昏睡状態になっていることも。
寒くても必ず換気はしましょう。
また、一酸化炭素チェッカーは必ず持っていきましょう。
楽しいキャンプが大惨事になってしまっては大変です。
もっと価格が安いものもありますが、室温までわかるのはとても便利です。
薪の調節にも使えます。
テント内での設置
テント内で薪ストーブを設置する場合にも気をつけるべきことはあります。
大前提としてテントは広くて大きめの物がおすすめです。
いくらコンパクトな薪ストーブといえど場所を取ることには変わりありませんからテント内で薪ストーブを使用するのであれば収容人数+2人くらいの大きさは欲しいところです。
また、煙突穴付きテントや熱に強い難燃素材のものを選ぶと薪ストーブの設置場所も分かりやすいです。
薪ストーブを設置する場所が水平であるかも確認しましょう。
他にも薪ストーブを設置する周囲に落ち葉や布といった燃え移りしやすい物がないかも確認しましょう。
煙突
薪ストーブに欠かせないのが煙突です。
煙突からスムーズに排気するためには上昇気流が必要です。
その上昇気流を確保するために煙突は真っ直ぐテント内の上部まで伸ばし、テントから90cm以上外に出ているのが理想的です。
煙突を横に引いたり、冷えてしまうと上昇気流が起こりにくく、煙がテント内に逆流してしまうことがあるので注意が必要です。
また、使用し続けていると煙突内に煤やタールが付きます。
これをそのままにしてしまうと煙道火災が起こる恐れがあります。
煙突掃除用のブラシも用意し、定期的にメンテナンスをしましょう。
着火材
着火しやすい素材といえば新聞紙などの紙類ですよね。
しかし、薪ストーブの着火に紙類はNGです。
紙類を使って着火すると煙突から火の粉が舞い上がり、テントに穴が空いてしまったり、近隣サイトの方々に迷惑がかかってしまうことがあります。
ですから、着火材には市販されているものを使いましょう。
この着火剤はマッチの様に擦って使えるので女性でも簡単に着火できます。
我が家もこれを使用しており、男女問わず動ける方が焚き火に着火しています。
キャンプにおすすめの薪ストーブ
サバティカルテントの紹介の前にまずはテント内でも使える薪ストーブをいくつか紹介します。
HillStone薪ストーブ
側面のガラス窓には鹿の装飾があり可愛らしいです。
脚のタイプが2種類あり、脚がピンで固定できる物と脚をそのまま閉じることのできる物です。
側面についている網は稼働でき、網部分を持ち手にして片手で持ち運びすることもできます。
また、網を使って調理することもできるので直火で焦げ付きの心配がある料理なども安心して作ることができます。
素材は錆びにくいステンレス製なので長く愛用したい方や荷物を軽量化したい方におすすめです。
煙の出にくい設計がされているので、テント内でも安心して使用することができます。
Propworksストーブ
前面と側面に大きなガラス窓付きの扉があります。
両方から薪を出し入れでき、薪全体の燃焼を確認することもできますので薪の調整もしやすいのがおすすめポイントです。
また、大きい窓ですから炎の揺らぎを楽しむこともできます。
製品の重さは13kg以上あり重たいのですが、付属の煙突をストーブ本体の中に収納することができるので持ち運びや車に積む際にはコンパクトです。
蓄熱性の高いスチール製なのでしっかりと暖を取ることができますので子連れキャンプにもおすすめです。
私個人としてはHillStone薪ストーブが好みです。
我が家はまだ薪ストーブを持っていないので紹介しながら自分の購入の参考にしました。
薪ストーブが使える?サバティカルのテント
薪ストーブについて知ったところで本題のサバティカルのテントについて紹介していきます。
まず初めに結論から言うと、工夫すれば薪ストーブをテント内に設置することは可能です。
しかし、メーカーからは危険性があるためにテント内での薪ストーブの使用は禁止されています。
ですからこれから紹介する方法はテント内で使用する場合は自己責任が発生することをご周知ください。
サバティカルとは
サバティカルのブランドは2019年頃からメディアやSNSを中心に知名度を上げている新規アウトドアブランドです。
商品はキャンプ上級者向けの物が多いですが人気があり需要と供給が合わず、抽選販売になっています。
大手通販サイトでも売られていますが、価格が倍以上するものもあります。
スカイパイロット
続きを見る
ワンランク上のテントはこれ!サバティカル『スカイパイロットTC』
スカイパイロットテントの素材はポリコットンのため煙突がテントにくっついたり、距離が近すぎるとテント自体が溶けてしまう恐れがあります。
使用するにあたり、煙突を出す場所は前後左右の出入り口か裾を持ち上げて煙突を出すことになります。
薪ストーブの製品によっては煙突部分の追加購入が必要になります。
今回は垂直にしか伸びない煙突の設定で紹介します。
スカイパイロットは前後が垂直なドア、左右が傾斜のあるドアになります。
煙突を垂直なドアから出してしまうとテントに大部分が触れてしまうため、左右の傾斜のあるドアから煙突を出すことになります。
しかし、左右のドアは上から下に閉まるジッパーのみなので開いてしまう下部分を閉じる物が必要になります。
そして、普通にスカイパイロットを設営すると生地がピンと張ってしまい閉じることが難しくなります。
そのため設営後に薪ストーブの位置が決まったらペグうちした場所から5cmほど内側にサイドペグ打ちする必要があります。
今度は煙突がロープに当たる問題が発生します。
なるべくテントの部品にも煙突は付けたくないところです。
これはもう一本ペグをロープに引っかけて角度を変えることで解消できます。
設営注意事項まとめ
①ドア下部分の冷気遮断法を用意する
②設営後にストーブ側のペグを内側に打ち直す
③ロープが触れないように角度を変える
方法が違いますが動画もありました。
モーニンググローリー
続きを見る
サバティカルのモーニンググローリーは4人家族でも使い方無限大!
こちらの商品も素材はポリコットンになります。
スカイパイロット同様にテントが溶けてしまうということです。
こちらも垂直タイプの煙突設定で紹介します。
煙突を出すのはサイドパネルからになります。
後ろ側は既に傾斜があるのでペグの打ち直しやロープの角度を変えるなどの手間はないです。
煙突の長さはテントよりも高くしたいので長さが足りない場合には煙突部分の追加をしましょう。
こちらも動画がありました。
サバティカルのテントで薪ストーブは使える?設営の仕方や注意点:まとめ
サバティカルのテントで薪ストーブを使うことは可能です。
しかし、メーカーからは禁止事項とされているのでテント内で薪ストーブを使用する場合は自己責任になります。
テントを長く愛用したいと考えている方はなるべく薪ストーブは入り口やタープで使用することをおすすめします。
寒さ対策の記事をおすすめに載せておきますので併せて読んでみてください。
楽しいキャンプライフを一緒に送りましょう。
おすすめ記事
-
サバティカルの冬に選ぶべきアイテムはこれに決まり!選ぶポイントも解説
続きを見る
-
春キャンプの寒さ対策。寒い時こそあると嬉しいアイテムと知恵を紹介
続きを見る