春キャンプは、ガチガチに凍える冬キャンプに比べると、かなり過ごしやすいシーズンです。
気温が上がってくる日中は、凄く気持ちがいいんですよね。
だいたい3月から5月のGWにかけて、春キャンプ装備でお出かけしていることが大半です。
ただ春キャンプで注意したいのは、朝晩の冷え込み。
特に朝晩では気温が下がると、地面から冷気を発するので対策ゼロだとテント内が寒くなります。
気温が上がってきているとはいえまだまだ侮れないところなです。
以前、マットを敷いているとはいえ、座っていてもだんだん下の方から寒さが伝わって辛くなる経験をしました。笑
そこで対策として選んだのが、ホットカーペット。寒さ対策として役立ち、むしろ快適なのでホットカーペットを大いに活用。
底冷え対策には、ホットカーペットの他にも電気毛布などもありますが、今回は、ホットカーペットについてメインで伝えていきます。
目次
春キャンプはホットカーペットが活躍!テント内を快適にする
冬キャンプでも春キャンプでも防寒対策として石油ストーブやカセットガスストーブは結構利用されている暖房器具です。
幕内が温まるので、冬場の必需品といっても過言ではないでしょう。
ただテント内の底冷え対策となると、ホットカーペットや電気毛布の暖房器具の方が有能です。
冷え込んだ晩の寝る時、まだ空気が冷たい朝の起床時、地面が暖かいとかなり幸せです。
ホットカーペットの使い方をおさらい
ホットカーペットを利用するためには、まずは電源が必要です。
電源の供給方法としては、2つの方法に分かれます。
1つめは、電源サイト(AC電源付きサイト)を利用する方法です。
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電源サイトが備わっているキャンプ場があれば、電源サイトを利用できます。(予約についても事前にチェックがおすすめ。)
キャンプ場の多くは、10A~15Aぐらいの消費電力量で設定されていて、これを基準に考えておくと対応しやすいです。
電源サイトを利用する場合は、併せて延長コードも持っておくことをお勧めします。
せっかく電源サイトを確保できても、使えなかったらかなりショックですので。笑
念のため、屋外でも利用できる防水加工ありのタイプを選ぶと吉ですね。
2つめは、ポータブル電源を用意する方法です。
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念のためポータブル電源について簡単に説明すると、充電式の電池が備わっている移動可能な電気供給源(電気を供給できる装置)です。
そもそも電気の供給がある家庭用としても利用されていますし、ポータブル電源を愛用するファミリーキャンパーも見かけますよね。
この2つのどちらかの電気供給源を用意して、電源プラグを差し込んでスイッチを入れるだけ。
これだけで底冷え対策&快適なテント生活が実現できちゃうからめちゃめちゃ楽。笑
火を直接使わないので、火事のリスクも大いに減らせます。
ポイント
電気といえば、W(ワット)単位が結構馴染みがあると思います。
家庭用の電球やシーリングライトなどもWで表現されていますよね。
このWの単位は、A(アンペア)×V(ボルト)で算出されます。
例えば、日本の家庭で見てみます。
日本国内における電圧は一般的に100Vです。
そのため、15Aに100Vを掛け算すると、1500W。
つまり、キャンプ場では1000W~1500Wを基準として考えるということになります。
※ ホットカーペットの参考数値:8A(800W)
詳しくは、裏地のワット数をチェックしてみてくださいね。
ホットカーペットのサイズ選び
まずはホットカーペットのサイズ。
サイズは、テントの大きさや人数から選ぶといいです。
参考までにサイズと人数の目安を載せます。
〇 1人:80cm×180cm程度(1畳) … ベットぐらいの大きさ。
〇 2人:176cm×176cm程度(2畳)…正方形で程よく座れる大きさ。
〇 3、4人:195×235cm程度(3畳)…やや大人数向きの大きさ。
〇 4人:195×290cm程度(4畳)…4人だとゆったりな大きさ。
例えば、WAQシリーズのWAQ Alpha TCテントであれば、幅が240㎝なので、1人用か2人用サイズなんかがマッチしやすいと見極められます。
【URL】https://flagmans.net/waq-onepole-tent/
ポイントは、今利用しているテントの幅よりも小さいこと。
そもそもテントの幅に入りきらないと、汚れや故障に繋がる恐れが出てしまうので、一度テントの幅もチェックしてみてくださいね。
ホットカーペットの敷き方!底冷え対策かつ地面の冷気カット
ホットカーペットの使い方を簡単におさらいしましたが、実はちょっとした工夫をすると、格段に熱を逃しにくくなりとても暖かくなります。
朝晩はとくに地面の冷たさは異常で、寒すぎて寝れなくてストレスを感じますよね。
この効果的なカーペットの敷き方を取り入れると、地面がポカポカ状態で過ごせるようになるので、ぜひ取り入れてみてください。
ホットカーペットの敷き方のポイントは順番!
この方法は、底冷えを防ぐことで、座っていてもポカポカしたまま過ごせるようになります。
やり方は簡単。地面から、次の順に敷くだけ。
2畳用で敷くと、こんな装備イメージになります。
1.(可能であれば)ブルーシート
2.グランドシート
3.銀マット
4.ホットカーペット
5.ラグ
この順番は、あえて空気の層を沢山作り出している構造になっています。
実はこれ、お家づくりで使われる断熱材でも採用されている方法で、熱を通しにくくするちょっとした裏技なんですよ。
ぜひやってみてくださいね。
春キャンプの寒さ対策!番外編
テント内ではホットカーペットは敷き方1つで、地面からの冷気を防ぐことが可能です。
足の指先が凍るように冷たくなったり、座っているときのお尻の冷えとはおさらばすることが出来るでしょう。
さて、ここからは春キャンプの寒さ対策として番外編アイテムを紹介します。
石油ストーブは定番の寒さ対策アイテム
電源サイトの有無に関わらず、幕内を温めてくれる寒さ対策の定番アイテムです。
石油ストーブは、石油さえあれば電源いらず。
とくに春キャンプに多く行っているキャンパーの間で支持されているのは「トヨトミレインボー」です。
どれくらい可燃されるか実験した方のデータでは、1泊2日のキャンプでは満タンで十分持つという結果が出ています。
灯油漏れを十分に防止できるアイテムでもあるので、持ち運び時の油こぼれは心配なさそうですね。
カセットガスストーブも便利
石油ストーブが好きでない方は、カセットガスストーブやカセットガスヒーターも選択肢の1つ。
市販のカセットガス缶で対応できるタイプのヒーターです。
値段が比較的安くて、足元の温かさを重要視するなら、イワタニのマイ暖をチョイス。
足元の寒さ対策として室内用として使われているアイテムですが、これがまたキャンプでも寒さい対策に使えるアイテムなんです。
ガス缶1個で、連続燃焼時間は大体3~4時間ほど。使いやすくコスパ良しですね。
他にも石油ストーブ並みの大きさのタイプでは、センゴクアラジンのガスストーブが使えるアイテムとして注目されています。
オシャレな形状に、ブルーフレームである青い火が特徴的。
ガス缶1個で、連続燃焼時間は大体1時間40分~4時間20分ほど。
火の強さによって幅はあるという感じですね。
春キャンプではホットカーペットは寒さ対策に有効!:まとめ
春キャンプでは、3月頃と5月頃とで、一日の平均気温に結構差があるんですよね。
シーズン通して特徴かなと言えるのは、比較的朝晩の冷え込みが強くて、お昼ごろ意外と暖かく過ごせたりするということ。
お昼ごろは起きてテントの外で過ごして楽しむことも多いと思いますが、朝晩はどうしてもテント内で過ごすことになります。
だからこそ、身体を冷やさないように地面からの冷えをカットして快適に過ごしてほしいです。