テントにいつも使っている乾燥剤を湿気対策に使うのもアリですか?
そんな疑問にお答えします。
テントには湿気や水分は大敵です。
湿気や水分が残ったままになっていると、
- カビの発生
- 撥水加工が落ちてべとつく
- 嫌な臭いが着く
原因になってしまいます。
でもテントって
- 使っていると雨や結露、夜露で濡れやすい
- クローゼットや押し入れで保管すると湿気やすい
- 車庫や屋外で保管しても湿気やすい
など水分や湿度にさらされやすい状態が多いですよね。
友人や知り合いにどうしているか聞いてみると、意外と市販の乾燥剤を活用しているという人が多かったのです。
私も聞いた後から早速真似をして活用していますが、これが結構便利なんです。
この記事ではテントに使える乾燥剤の活用方法をご紹介します。
目次
テントで乾燥剤はこう活用しよう!
乾燥剤ってどのように使えばいいのでしょうか。
こちらでは2つの活用方法をご紹介します。
①収納・保管時に使う
テントでなくても普段から保管時に乾燥剤を使用されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
それと同じような感じでテント保管時に乾燥剤を入れておきます。
私はテントを収納袋に入れてから他のものと一緒に収納ケースに入れているので、テントに直接というよりも収納ケースの中に乾燥剤を入れています。
湿気のたまりやすいクローゼットにいつも保管していますが、乾燥剤を入れるようになってからは湿気がマシになりましたよ。
テントの収納場所自体が湿気がたまりやすい方にはぜひオススメです。
注意
衣服用の乾燥剤の中には防虫剤・防カビ剤などが含まれているものもあります。
防虫剤・防カビ剤はテント生地を痛める可能性があります。
テント保管の際には含まれていないものを選ぶようにしましょう。
テントの収納についてはこちら
②テント使用時に使う
キャンプで朝起きたらテント内の湿度が凄かった、という経験はないですか?
地面からの湿気や外気との温度差、私たちが吐き出す二酸化炭素などで結露が非常に起きやすいです。
私はキャンプの際には吊り下げタイプの乾燥剤を使用しています。
大人数が収容可能な大きいテントや、雨が降ったり湿度が高い時はあまり意味がないかなと思う時もあります。
コンパクトなテントの時や、天気がいい日の朝の結露対策にはオススメです。
撤収時にテント内を乾燥させるのも、乾燥剤を使っておくと時短になりますよ。
テント撤収時の後片付けについてはこちら
テントに向いてる乾燥剤の種類って?
乾燥剤といっても沢山の種類がありますよね。
まずはどの種類がテントに向いているのかをご紹介します。
①シリカゲルを使用したもの
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特徴
- 粒状で透明、もしくは青色
- 乾燥剤の表面に無数の穴が空いており、湿気を吸着する
- 食品や医薬品、カメラの乾燥剤として使われることが多い
普段の生活で多く目にするタイプの乾燥剤ですね。
私も一時期カメラにはまっており、保管に使っていたこともあります。
加熱や天日干しで吸湿力が回復し、何度か繰り返し使えるタイプもありますよ。
繰り返し使えるものでも、使用期限や頻度を超えると使えなくなるので注意が必要です。
また1度しか使えないタイプだと、使用期限を超えると取り替えが必要になります。
ココに注意
食品によく使われる似たような乾燥剤として、石灰(酸化カルシウム)が使用されているものもあります。
ただこちらは吸湿すると膨らみ、最悪の場合は破裂する可能性があります。
保管場所の湿気具合にもよりますが、テントの長期間保管に使うのは少し危険かと思いますのでご注意ください。
②炭を使用したもの
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特徴
- 炭には小さな穴が無数にあり、湿気を吸収する
- 天日干しをして繰り返し使える
- 脱臭効果もある
炭と言えば脱臭の効果が有名ですが、吸湿の効果もあります。
吸湿だけでなく、乾燥しすぎると湿気を放出する効果もあります。(調湿といいます。)
私はテント保管には炭を使った乾燥剤を使用しています。
調湿されて湿度が上がったら嫌だなと思っていたのですが、しっかり乾燥させると元の湿度が低いので特に問題ありませんよ。
繰り返し使えますが、月に1度位は天日干しをしなくてはいけないのがデメリットですね。
③珪藻土(けいそうど)を使用したもの
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特徴
- 吸湿、吸水に優れている
- 脱臭、消臭効果がある
食品やお風呂マットとして有名な珪藻土です。
固形の固いもののイメージがありますが、珪藻土を使用したシートタイプの乾燥剤もありますよ。
固形タイプは定期的にやすり掛けなどのお手入れが必要ですが、シートタイプは粉の珪藻土が使用されているので特別なお手入れは不要です。
現在販売されているものはアスベスト検査済みのものがほとんどですので安心ですよね。
ココに注意
乾燥剤として塩化カルシウムが成分のものも販売されています。
塩化カルシウムは吸湿性がとても高いのですが、吸湿によって発熱することと、金属に触れるとサビが出来てしまう可能性があります。
テント保管の際に使用するのにはあまり向いていないのでご注意ください。
一方、吊り下げタイプの乾燥剤には塩化カルシウムが使われているものも沢山あります。
私もキャンプ時に塩化カルシウムの乾燥剤を使用していますが、吊り下げて使うのは今までは問題は起きていません。
ただ注意書きを必ず良く確認してからのご使用をお願いします。
テントにオススメの乾燥剤4選!
実際におすすめの乾燥剤を教えて下さい!
前にご紹介したテント向けの乾燥剤の中でも沢山の商品が販売されています。
その中からおすすめの乾燥剤をご紹介します。
【テント保管に】なんでも除湿シリカゲル
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成分:シリカゲル
内容量:20g×20個入り
食品やかばん、靴にも使用可能な乾燥剤です。
色が変わったらレンジで加熱して再利用可能です。
直接水に着けるのはNGですので、濡れたテントの乾燥には使用できません。
テントはもちろん、食品から靴箱やタンスなど、色々なところで使える除湿剤です。
家に一袋置いておくと使い勝手がいいですよね。
【テント保管に】炭八
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成分:針葉樹木炭
内容量:約400ml(スマート小袋)
元々は調湿剤として建築用途として開発された商品です。
乾燥材というより調湿効果と脱臭効果を目的とした商品ですが、私はこちらの商品を乾燥剤として利用しています。
少し手間ですがちゃんと天日干しをして使っています。
不織布の二重構造になっており、とても丈夫なので破れることもないですよ。
水に濡らすのはダメだということなのでご注意ください。
こちらは小袋ですが他にも色々なタイプがあり、テントの収納方法に合わせて選ぶ事が出来ますよ。
【キャンプ時に】cararinoーカラリノー
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成分:塩化カルシウム
除湿量:400~420ml
ハンガーで吊り下げタイプの乾燥剤です。
除湿された水分がたまっていくので除湿されているのが目に見えて分かります。
色もグレーでお洒落ですよね。
たまった液体は塩化カルシムを含むので必ず水と一緒に排水口に流す必要がありますので、
排水に制限があるキャンプ場ではご注意ください。
また裏面にある透湿シートは衣類などに触れないようにしなくてはいけません。
ご使用の際はその点もご注意くださいね。
【テント保管でもキャンプ時でも】珪藻土ドライマルチシート
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成分:珪藻土(生地はポリエステル)
サイズ:幅63.5×奥行92.5cm
カットして使うことも出来るシートタイプの乾燥剤です。
パウダータイプの珪藻土が入っているので、シートが汚れた時に拭き取るだけのお手入れでとても手軽ですよね。
私の友人はこのタイプの乾燥剤を使用しています。
テントを保管する際はテントの間に挟み、キャンプの時にはハンガーにつるして使っていまるそうです。
とてもオススメだそうなので、私も今使っている吊り下げタイプの乾燥剤がなくなったら試してみようかと考えています。
テントの劣化防止にいつも使っている乾燥剤を有効活用しよう!:まとめ
まとめ
テントで乾燥剤はこう活用しよう!
テントに向いている乾燥剤の種類って?
テントにオススメの乾燥剤4選!
テントを乾燥させることはテントの状態維持にとって大切な事ですよね。
早く乾燥させたり、乾燥状態を保つために乾燥剤を使うのも一つの方法です。
ぜひ一度試してみてくださいね。