鉄板で焼くと美味しいって本当なのかな?
キャンプで豪快に焼くステーキ。良いですよね。想像するだけでヨダレが出てしまいそうです。笑
ステーキは子供たちも大好き。さらにキャンプに来たな…と思えるビジュアル感。キャンプ飯のBIG3と言っても過言ではありません。
そんな風に思いますよね。でも鉄板を使えば、普通のスーパーで売っているお肉で絶品ステーキが出来てしまいます。
今回は鉄板を使って、美味しいステーキを焼くコツを伝授します。
鉄板とは?
みなさんが鉄板と聞いて思い浮かぶのはどのようなものでしょうか?
お祭りの出店でよく見かける焼きそば屋さんの鉄板、お肉が乗ったステーキハウスで見るような鉄板。はたまた、バーベキューで見かける平たくて大きな鉄板。色々あると思います。
家庭内ではあまり見かけませんが、お店ではよく使われている鉄板。
そもそも、なぜ鉄板がいいのでしょう?
鉄板の厚さが厚ければ厚いほど蓄熱性は高まります。ですが、その分重さもどんどん右肩上がりです。
キャンプで使用するというシチュエーションを考慮すると、厚さと重みのバランスはよく考えなくてはいけませんよね。
鉄板と一言で言っても、形の違い、大きさの違いなどさまざまです。それぞれ用途に合わせて最適なものを選ぶといいでしょう。
どの鉄板を選ぶ?
鉄板の形は大きく分けて、平面・波形・深型の三つがあります。作りたい料理や量などによってどれが最適なのか違ってきます。
平面型
こちらはバーベキューでお馴染みの形ですね。焼きそば焼くならこのタイプのイメージが多いでしょう。実際、私もそのイメージです。
炒め物やステーキなど焼き物に適しています。平らでスペースをを取らず、洗いやすいのでメンテナンスもしやすいです。
デメリットとしては、具材が溢れやすく汁物には不向きです。
大人数のキャンプで活躍する平面鉄板はこちら、パール金属のニューアイヤーグリドル(Lサイズ)。大きいわりに軽いので持ち運びに便利。
波形
凹凸のあるタイプです。こちらの鉄板で焼くと、網目の模様が付きます。まさにアメリカで見るタイプのステーキ。笑
この鉄板のメリットは、凸凹があることによって余分な油が落ちるのでヘルシーに仕上がります。
デメリットとしては細かく切った食材を炒めることはできないという点ですね。凸凹にハマってしまいます。
ソロキャンプや少人数キャンプで使うのにピッタリな波形鉄板がこちらの男前グリルプレート。コンパクトですが蓄燃性もOK。
深型
縁が上がっているタイプの鉄板で、フライパンやパエリアパンのような形をしています。
こちらは食材がこぼれにくいので、アヒージョなどの汁物系に最適です。また、大量の焼きそばを作る時にも食材がこぼれないので便利ですよ。
キャプテンスタッグのこちらの深型タイプの丸形鉄板はお値段もお手頃、餃子やチャーハン、ピザにも使えてとっても便利。
鉄板の種類についてもっと知りたい方はこちら。ぜひご覧ください。
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鉄板のお手入れ方法
鉄板を手に入れた!早速使おう!と思いますが、そこはちょっと待った!新品の鉄板はまず最初にシーズニングという作業をしなければなりません。
なぜなら購入したばかりの鉄製クッカーには、サビ防止のワックスが塗られていることがほとんどです。このワックスを落とすために必要な作業がシーズニングです。
シーズニングを行うことで鉄の臭いや焦げ付きを防ぐことができます。また、鉄製のものは使用後にもこのシーズニングを行う必要があります。
シーズニングの方法
シーズニングと一言で言っても、色々な方法が紹介されています。今回は数あるシーズニングの方法を説明した動画の中から、オススメのものをピックアップ。具体的な方法を記載しています。
方法
- 亀の子たわしと水を使って洗う。洗剤や金属たわしは使ってはいけない!
- ダッチオーブンに水を入れ、加熱して沸騰させる。
- 水を捨て、ダッチオーブンを加熱する。
- 香味野菜(ローズマリー・ニラ・にんにく・バジル・玉ねぎ・ネギなど)を炒める。※香味野菜はくず野菜でも可能。
- 炒めた野菜を取り除いた後、オリーブオイルを入れて加熱する。この時オリーブオイルがまんべんなく行き渡るようにする。その後、キッチンペーパーでオリーブオイルを塗り広げる。この作業を4〜5回繰り返す。(蓋も同様)
ちょっと面倒だな…と思うかもしれませんが、これも美味しいキャンプ飯を食べるため。道具への愛着も増しますよ。
実際のやり方を紹介してくれている動画はこちら。
芸人ヒロシさんの鉄板シーズニングのやり方を紹介している記事はこちら。
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鉄板でステーキを焼くコツ
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安いお肉でもびっくりするくらい美味しく焼くためにはいくつかポイントがあります。
お肉を焼く前に常温に戻しておく
これが最も大切です。冷たい状態のお肉を鉄板のせると、鉄板の温度が急激に下がってしまって美味しくやけません。
冷凍してあるものは、まず冷蔵で解凍してから常温に移しましょう。いきなり常温に置くと旨味がつまった肉汁が流れ出てしまいます。
しっかり鉄板を熱する
少し煙が出てくるくらいまでしっかり鉄板を熱しましょう。お肉を置いた時に「ジュッ」という音が出ていたらOK。
このポイントをしっかり押さえていれば、外はカリっ、中はじゅわっのステーキの出来上がりです。
そうなんです。とても簡単なんです。たったこれだけで絶品ステーキになってしまうほど鉄板は優秀なんです。
では具体的な焼き方もご紹介しますね。
焼き方
- しっかり鉄板が熱せられたら、常温に戻し、塩こしょうで味付けしておいたお肉を鉄板に乗せる。
- 強火で1分くらい加熱する。
- ひっくり返して1分くらい加熱する。
- 火を止め、アルミホイルや蓋で包んで3~5分程度蒸らして完成。
鉄板ならではの調理過程が、「4の蒸らす部分」ですね。鉄板が高い蓄熱性を保っているので、火を止めた後もじわじわとゆっくり火が通ります。
そのおかげで中がふっくらジューシーに。フライパンで焼くのとはレベルが全然違います。驚愕的な美味しさ。一度食べたら病みつきです。
こちらは巷で話題の「大人の鉄板」という鉄板を使ってステーキを焼いた方法を紹介しています。
「大人の鉄板」は極厚な分、重さも2kgとずっしり。でもその分ジューシーなお肉がやけます。蓋付きも販売されているので便利です。
鉄板を使ってキャンプ飯!定番のステーキを美味しく焼くコツとは?:まとめ
- 鉄板を使えば、安い赤身肉もたちまち絶品ステーキに大変身。
- お肉は焼く前に常温に戻しておく。
- 鉄板をしっかり熱してからお肉を焼く。
使う調理器具が違うだけで、こんなにも簡単に美味しいステーキを焼くことができます。鉄板は優秀ですね。
ぜひみなさんも鉄板を使って外カリ、中ジューシーの絶品ステーキを作ってみてください。