そんな疑問にお答えします。
少しずつ暖かい日が増えてきて、春が見え隠れするこの季節。
今年の春こそは「家族でキャンプデビューしたい」なんて方も多いのではないでしょうか?
必ず知っておいてほしいことは春キャンプは寒暖差が激しい事です。
「安く寝袋が売られてたからこれでいいか」と考えずに購入するのは気を付けてください。
- 初めてのファミリーキャンプで寒くて眠れなかった。
- 寒さで風邪をひいてしまった。
- 寒くて眠れなくて翌朝楽しめなかった。
そんな後悔をしてしまうかもしれません。
この記事を読むことで、しっかりとポイントを抑えて寝袋選びができるようになります。
なので、夜はぐっすりと眠れて、翌朝も元気いっぱい楽しめる初キャンプを送ることができますよ。
目次
春キャンプの寒暖差はどの程度?
春は日中は暖かくて過ごしやすい気候です。
でも、夜になれば次第に冷え込みます。
昼間は薄手で過ごしていたのに、夜になると冷え込んできて「アウター持ってきておくべきだった」なんて経験は私にもあります。
「昼間は暖かかったのに」なんて経験はみなさんあるのではないでしょうか。
キャンプ場の場所や時期にもよりますが、10℃程度の寒暖差に備えておくと安心です。
場合によっては氷点下になることもあります。
上記の事からも分かるように、春キャンプには防寒対策が必須となっています。
寝袋の形と選び方のポイント
寝袋はいろいろと種類があり、どう選んでいいのか分からず困ってしまいますね。
一つずつポイントを抑えて行くことで、自分にとって最適な寝袋を選ぶことができるようになります。
寝袋の形状と特徴は
寝袋には大きく分けて2種類あります。封筒型とマミー型です。
封筒型は名前の通り長方形の形をしています。
マミー型はミイラが名前の由来になっています。
名前から形が想像つく方もいるかもしれませんが、体の形状に合わせた作りになっています。
形状の違いで寝心地や暖かさが変わるので、自分に合うものを見つけてみると良いでしょう。
封筒型の特徴
身体と寝袋にゆとりがあるので多少寝返りをすることが可能です。
また、暑ければジッパーを外すことで掛け布団として使うこともできることが魅力です。
代わりに、密着性はないため保温性は欠けます。
大雑把にまとめると、自由度は高いが保温性は低いのが封筒型の特徴になります。
マミー型の特徴
身体に密着した作りになっているので、保温性が高く暖かいのが特徴です。
頭まですっぽりと隠せるタイプの物も多いので、寒がりさんにはピッタリです。
代わりに、密着しているので身体の自由は効きません。温度調整しづらいところがデメリットです。
マミー型はとにかく暖かさ重視で、寒いのが苦手という方には良い選択だと言えます。
寝袋に使われている中綿の種類と特徴
中綿は大きく分けてダウンと化繊に分かれます。
中綿の種類により暖かさに違いがあり、お手入れ面にも違いがあります。
価格面だけで見ると圧倒的に化繊が安いですが、それぞれに良さがあるので違いを意識したうえで購入しましょう。
ダウンと化繊のメリット・デメリット
ダウンの方が暖かいと聞いたことはありませんか?
私自身、昔はダウンの方が暖かいと思い込んでいました。
実はダウンであれば暖かいとは限らないのです。
ダウンの方が値段が高かったり、フカフカした見た目の為ダウンの方が暖かいと思っていました。
そんな方は私だけではないでしょう。
実際保温性においてはダウンの方が優れています。
ですが、結露などで濡れることで低下してしまう等、ダウンには水に弱い特徴があります。
それに比べ、化繊は濡れに強い性質があります。
洗濯機で丸洗いができるものも多く、メンテナンス面が楽なのも特徴です。
デメリットとして保温性を上げるためには、中綿の量を増やす必要があるので、かさばりやすく重たくなってしまう事があげられます。
なので、自分で荷物を背負う必要のある登山ではやや不向きです。とは言え、キャンプ場など車移動をする場合には問題ないでしょう。
寝袋の暖かさは使用温度目安というものを基準に選ぶといいです。
寝袋には5℃や、10℃等使用温度目安が記載されていることがあります。
快適に過ごせるようにするには、使用温度目安に+ 5℃の環境で使うことが良いと言われています。
使用温度目安が低いほど、暖かい寝袋だと思っていただければ大丈夫です。
種類による寝袋の価格差
様々な商品が出ているため一概には言えませんが、ダウンは化繊の倍程度の価格です。
キャンプが初めての場合は何かと必要なものも多いので、価格は重要かと思います。
また、上記の通りメンテナンスにおいても化繊の方が圧倒的に楽です。
ダウンは専用の洗剤で洗う必要や、ぬるま湯で洗う必要があります。また、乾かし方が悪いとカビが生える可能性もあり初心者向きとは言えません。
保温性は中綿の量が重要ということも考慮すると、始めは化繊のものを購入することをおすすめします。
ダウンは軽く、コンパクトにまとめやすいので、自分で登山する際には向いています。
自分の使用方法に合わせて購入しましょう。
また、使用下限温度が表示されている商品もあります。
簡単に説明すると、表示温度より低い気温での使用は危険ということです。
使用下限温度が低いとそれだけ暖かい寝袋ですが、その分価格も上がります。
なので、使用環境にあった物を選ぶことで出費を抑えることができますよ。
春キャンプに必要な防寒対策
防寒対策と聞いて、想像するものは何ですか?
ストーブ、ジャンパー、掛物、などいろいろありますね。
キャンプに必要な防寒対策も、大きくは変わりません。
準備不足で風邪をひいてしまった等ならないように防寒対策は計画的に行いましょう。
初心者には電源ありサイトがおすすめ
キャンプ場には電源のある場所もあります。
初心者の方が春キャンプを行うのなら、電源のあるキャンプ場がおすすめです。
春でも夜は冷え込みます。
キャンプ時の寒暖差に慣れていない方が、不十分な装備で初キャンプを行うと、
- 寒くて眠れなかった
- 体調を崩してしまった
などの問題が起こるかもしれません。
電源ありのサイトでは電気毛布やファンヒーターが使用できます。
特にファンヒーターなら空気を汚すことがないので換気の必要がなく、確実にテント内を暖めることが可能です。
いろいろと準備不足でもストーブがあれば寒さは防げます。
同時に敷くタイプの電気毛布を使用すれば冷えた春の夜でも十分な暖かさになります。
使用可能な消費電力は決まっているので電化製品を何でも使用できるわけではないことに注意してくださいね。
電源なしサイトも準備をすれば大丈夫
電源ありサイトはどこにでも確実にあるわけではありません。
また、寒い時期では人気もあり予約でいっぱいなんてこともあります。
電源がないからとキャンプを諦めるのは早いです。
しっかりと準備をしておけば問題なくキャンプを楽しめます。
例えば暖房器具はガスストーブや石油ストーブを使用することで、電気がなくてもテントを暖めることが可能です。
ファンヒーターと違い、換気の必要がある事には注意してくださいね。
おすすめおしゃれでかわいいデザインでありながら、ストーブの上にケトルなども乗せられるので実用性にも優れています。
セットで湯たんぽを準備すると朝まで暖かく眠ることができますよ。
湯たんぽ内のお湯は朝の洗顔に使うこともできるので、キャンプでは重宝します。
まさに一石二鳥のアイテムです。
春キャンプの防寒対策は服装が重要
ここまで暖房器具のお話がメインになりましたが、何を着るかはとても重要です。
春キャンプの基本は重ね着です。
日中は暖かいため厚着の必要はありませんが、寒くなるにつれて重ね着することで温度調整をします。
重ね着がしやすい薄手のものを準備しましょう。
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寝袋は何を選べばいいのか
ここまで、電源ありサイト、電源なしサイトに合わせた防寒対策を紹介しました。
ですが、就寝時に大事なのはやはり寝袋でしょう。
テントを暖めることはできても、ストーブをつけたまま寝るのは危険です。
夜間は冷えてしまう為、快適に眠るためにも冬物の寝袋がおすすめです。
中綿は化繊のものの方が手入れも楽ですし、価格も安いのでコスパが良いです。
寝袋の形状は封筒型をおすすめします。
なるべく布団に近い形状の方が寝心地が良いためです。
私は昔マミー型の寝袋を使用していました。
確かに密着していて暖かいのですが、使用環境によっては暑くて眠れません。
また、寝袋の中にゆとりがないので窮屈さを感じ熟睡できなかった事もありました。
以上の理由から窮屈な寝床に慣れていない初心者の方であれば、封筒型がおすすめです。
一般的に春キャンプは3月〜5月です。
場所や時期により気温差はありますが、使用下限温度は0℃程度のものがあれば安心です。
使用温度目安なら5℃程度が良いです。
とはいえ、キャンプの時期や場所によって気温は変わります。
体感温度に合わせて毛布やタオルケットなどの掛物で調整する必要があります。
アマゾンでの売上ランキングで上位の商品。
評価もよく、
- 安くて暖かい
- 収納が簡単でコンパクト
などの口コミが多くあります。
冬にも使えると商品ページにはありますが、冬キャンプに使用予定であれば別のものを購入した方が良さそうです。
値段のわりに暖かく、なるべく価格を抑えてキャンプ用品をそろえたい家族向きの商品です。
クマのロゴがかわいい商品。
口コミでは「-3℃でも暖かく眠れた」「0℃の気温で使用したら少し汗をかくくらい暖かかった」などの高評価が目立ちます。
価格も安く家族分を揃えやすいのは魅力的。
また、クマのロゴがかわいいのでお気に入りのキャンプグッズになること間違いなし。
春キャンプに適した寝袋の選び方と抑えるべきポイントとは?:まとめ
寝袋には形の違い、中綿の違いがあり、それぞれ良いところも悪いところもあります。
中綿の違いは価格面にも現れますが、高ければ暖かい訳ではありません。
使用温度目安や、使用下限温度など、書かれている商品を選ぶようにしましょう。
そうすることで、使用環境にあったものを選ぶことが可能になります。
これから家族で春キャンプを考えている初心者の方には、
- 化繊のもの(安いため)
- 暖かいもの(寒暖差があるため)
- 封筒型のもの(布団に近いため)
以上3点を満たしたものをおすすめします。
春キャンプは寒暖差こそあれ、1日通してキャンプに適した季節です。
なので、それほど高価な寝袋でなくとも十分に寒さをしのげます。
寝袋の価格を抑えることで、他のキャンプ用品に予算を充ててはいかがでしょう。
充実したキャンプデビューができますよ。